道路を横切るシャドー・クリーチャー (影の生物) ～ ファルマス・シャドー

(image credit by Paranormal 207)

■道路を横切るシャドー・クリーチャー～ ファルマス・シャドー

ＵＭＡとはちょっと趣が異なりますが、パラノーマルな生物もしくは現象として「シャドーピープル (Shadow people)」というものがあります。

直訳すれば「影人間」であり、その名の通り実体の存在しない人のような形をした影だけの存在です。

海外では一般的にシャドー・パーソン (Shadow person) やシャドー・ビーイング (Shadow being「影の存在 (生物)」) と呼ばれますが、いずれもほぼ同じ意味です。

今回紹介するのは２０２０年９月に車載カメラで撮影された「シャドー・ピープル」で、超常現象調査グループ「Paranormal 207」がフェイスブックにアップロードしたものです。

このシャドーピープルはヒューマノイド体型でないことから「シャドー・ビーイング」という呼び方のほうが正しいでしょう。

撮影された場所はアメリカ、メイン州のファルマス (Falmouth) であることからParanormal 207 は「ファルマス・シャドー (Falmouth Shadow)」と名付けました。

動画を見てみましょう。(記事最下部にあります)

夜間に走る車の前方を画面左側から右側に向かって黒い影が道路を横切ります。

車よりも低い身長 (体高) で、前後に長いシルエット、それに移動速度を含め動きは犬等の四肢動物を感じさせます。

問題はそれが「黒い塊」であり輪郭が不鮮明であること。

簡単に表現すれば「輪郭部分が半透明の黒い楕円形」です。

解像度が低い上に被写体の動きが早く、しかも夜間での撮影ということも不鮮明さが半端ありません。

このファルマス・シャドーの動画から静止画像を切り出していってもこれといったはっきりと輪郭が分かる部分は存在しません。

シャドー・ピープルの正体として異次元の「生命体」が自分たちの住む三次元の世界に投影されたもの、といった表現を聞くことがありますが、そう考えるのもいいでしょう。

パラノーマルな現象としてだけ片付けてしまってはつまらないと思いますので、ここでは、夜間に高速で移動する黒いオブジェクトを低解像度の車載カメラがうまく捉えきれなかった (保存できなかった) 可能性を考えたいと思います。

(image credit by Paranormal 207)

歩道と道路の境界線に白線がありますが、この白線上を通過するときもファルマス・シャドーの体を透過して白線がはっきりと見えています。

これをもってしても、やはりファルマス・シャドーは「実体を持たない影の存在」と考えたくもなりますが、低フレームレートとファルマス・シャドーの移動速度が速いことでこのように透過して見えている可能性があります。

また、ほぼ道路に対して垂直に横断していますが、移動中、機械的 (無機質的) に真っ直ぐにではなく若干ですが上下にブレながら移動しているように見えます。

「影のようなシルエット」を除けば非常に動物的な動きです。

その場合、大きさ的には猫にしては大き過ぎ、犬だとすれば大型犬、コヨーテやアメリカオオカミなどの犬科の野生動物、それにイノシシ等が合致するのではないでしょうか。

鹿も大きさ的には申し分ありませんが、体型的に足が長く首の長い鹿であれば「シャドー」がもう少しいびつになりそうな気もします。

まとめると体色が黒かほぼ黒に近い大型犬ほどの大きさの四肢動物が高速で道路を横切ったものの、夜間であることと低解像度・低フレームレートでの撮影であることから、カメラが被写体をうまく捉えきれなかったのではないか？というものです。

とはいえ動物だけがこのように完全にボケて撮影されることがあるのかどうかは一考の余地があります。

ひとつの説として捉えてください。

パラノーマルな現象と見るか、カメラの不調と見るかでその正体は大きく変わります。

(参照サイト)
ＵｎｅＸｐｌａｉｎｅｄ　Ｍｙｓｔｅｒｉｅｓ
２０７　Ｐａｒａｎｏｒｍａｌ (Facebook)

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