■シベリアン・ビッグフット ~ メチェニー
今回はアルマス (アルマスティ)、チュチュナー (チュチュニャ) に続き、ラシアン・ビッグフット、メチェニー (Mecheny) を紹介しましょう。
メチェニーはチュチュナーと同一という意見もありますが、個人的には全く別物に感じるため独立して紹介します。
というのもアルマス、チュチュナーはいずれもヒト属 (Homo) に限りなく近い、もしくはヒト属そのもののように語られるのに対し、メチェニーは多くの場合、それこそUMAで語られる典型的な獣人の特徴 (ゴリラ的) を多く持っているからです。
それではメチェニーを見ていきましょう。
体長は他の獣人と同じく一般的な人間より大柄、がっしりとした体形で、体全体は赤褐色の毛で覆われています。
メチェニーはロシアのウラル山脈地帯の民族が操るオビ・ウゴル諸語のひとつマンシ語に由来し、「印を持つモノ」を意味します。
この「印」こそがメチェニーの特徴であり、左前腕部のみが白い毛で覆われています。
但し、メチェニーの目撃は極端に少なく、すべてのメチェニーがこのように左前腕部が白いのか、単にこの個体のみがそうであったのかは判断が難しいところです。
いずれにしてもこの白い左前腕部がメチェニーの名前の由来です。
ロシアの未確認動物学者、特にビッグフット研究家として知られるマイヤ・ブイコワ (Maya Bykova) 氏は1980年代以降、メチェニーに複数回遭遇したと主張しています。
ブイコワ氏は、険しい未開の地をフィールドとする未確認動物学者としては珍しい女性の研究家で、生涯12度の探検隊を組織し遠征を行っています。
最も衝撃的なのは1992年の遭遇でしょう。
ブイコワ氏とその一行はは僅か5メートルという至近距離でメチェニー目撃しており、かなり詳細に記録を残しています。
身長は195~205センチ、全体的な印象は人間に似ているものの、幅広の肩と頭部の間に首に該当する部分は確認できず頭部と胴体が直接つながったようなシルエット、二足出しているものの、後肢で立ち上がった類人猿やクマには決して見えなかったといいます。
分厚い胸板をしており全体的に筋骨隆々、腕はやや長めでしたが人間のプロポーションを外れるほどの長さではなかったといいます。
但し、その掌 (てのひら) はとても大きく、まるでスコップのようでした。
体全体は6~7センチと長い赤褐色の毛で覆われており、頭部も顔を含め毛で覆われているものの、頭頂部の毛はやや短め、3センチ程度の長さだったといいます。
毛で覆われているため表情はうかがい知れないものの、突き出た眉間の下には人間のような目を持っていました。
トレードマークの左前腕はもちろん白い毛で覆われていました。
残念なことにメチェニー研究の第一人者であるブイコワ氏は1996年に亡くなっており、それ以降、メチェニーの研究は進んでいません。
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menkviって名前の獣人がディアトロフ峠事件の犯人として噂されてる話をオカルトクロニクルというサイトで目にしたんですが、もしかしてこれと同じUMAなんですかね...そちらも名前がマンシ語という話でした。
返信削除そもそも現場に何の足跡も無かったということで、与太話として紹介されてた感じでしたが(笑)