■クルピラ山の頂上付近にはジュラシック・パークが実在している ~ ワショリウェ
さて、今回はワショリウェ (Washoriwe)。
これらの生物は全てワイカ族のレテワ (Retewa) 氏によって語られた生物です。
そしてその全ての生物はワイカ族の住む南米アマゾンにあるテーブルマウンテン状のクルピラ山の頂上付近にある高原に棲息しているといわれています。
それではワショリウェは一体どういった生物なのか?
ストア、スワは恐竜的な爬虫類でしたが、ワショリウェは恐竜ではなく翼竜に似た飛翔系爬虫類を彷彿とさせます。
レテワ氏の説明によればワショリウェの翼開長は6メートル程、プテラノドン (Pteranodon) のように後頭部にトサカ、もしくは冠羽、そして長大なクチバシを持つとされています。
(クルピラ山の頂上付近の想像図、いや理想図)
これだけを聞くとまさに翼竜的ですが、レテワ氏はこの生物が吸血コウモリに似ているといい、さらに昼行性で夜間の活動はしないと説明しています。
あくまでストア、スワと比較して、の話ですが、一番実在しそうなのはこのワショリウェです。
実際、ワイカ族以外にもワショリウェらしき生物を目撃したという情報もあるからです。
翼竜ではないか?といっているのはあくまでレテワ氏からその話を聞いた金鉱夫レジナルド・リッグス (Reginald Riggs) 氏とリッグス氏から話を聞いたチェコスロヴァキアの動物学者 、ヤロスラフ・マレシュ (Jaroslav Mareš) 博士です。
ワショリウェの正体として、一番あり得そうなのは未知の大型の吸血コウモリ?
確かに現存する吸血コウモリ3種はすべて南米に棲息しています。
しかし、彼らはすべてとても小柄なので現実的には可能性は低いのですが翼竜生存説と比較すれば全然あり得ます。
但し、知られている史上最大の吸血コウモリは絶滅種デスモダス・ドラキュラエ (Desmodus draculae) ですら翼開長は50センチほど、吸血コウモリをその正体とするのは少し厳しいかもしれません。
一方、もう一つの特徴、トサカを持つコウモリがいるのか?というと一応カンムリカグラコウモリ (Hipposideros inexpectatus) が実在します。
インドネシアにのみ棲息し、わりと大柄で翼開長は30センチ以上になります。
このトサカに関しては新種ということにすればそれほど大きな問題ではなく、一応、トサカを持つコウモリもいるのでこれは不問としましょう。
翼開長6メートルは鳥類を含めても現存しませんが、話半分、更に吸血を抜きにして未知の (翼竜的な特徴を持つ) 大型のコウモリ、としておくのが落としどころではないでしょうか。
まぁ固い話は抜きにして、ストア、スワ、そして今回のワショリウェ、この謎の3種の巨大生物がクルピラ山の頂上付近でジュラシック・パークのような光景を繰り広げていると考えたらワクワクするじゃないですか。
(参照サイト)
SHUKER NATURE
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