■バニープの子供が目撃されていた!? ~ バニープ・カーフ
UMAファンならご存じの方も多いでしょう、オーストラリアの代表的UMA、バニープ。
複数の動物の融合体ともいえる、いわゆるキメラ系UMAです。
元々は先住民族に伝わる「水の精霊」であり、水棲もしくは半水棲、それ故、湖や沼、川といった水辺とは切っても切り離せません。
今回はその「バニープの仔」ともいえる、バニープ・カーフ (Bunyip Calf) です。
― バニープ・カーフとは? ―
バニープの姿は哺乳類的で、海棲哺乳類と陸棲哺乳類に例えられることがあります。
具体的には、アザラシタイプ、もしくはイヌタイプ――
バニープ・カーフはというと、前者のアザラシタイプで「カーフ (仔牛)」と呼ばれるだけあって、その姿はアザラシの幼体によく似ているといわれます。
ただし、アザラシとの決定的な違いは、体に見合わない「大きな目」。
目撃が夜に集中することから、夜行性と考えられており、この大きな目は暗がりでの行動の助けとなっているのでしょう。
それでは数少ない目撃情報を確認していきましょう。
― 目撃情報 ―
記録に残るバニープ・カーフの目撃例は非常に限られています。
代表的なのは、南オーストラリア州の湿地帯で報告されたケースです。
目撃者は深夜、川沿いの葦の間から「子アザラシのような丸い影」が這い出してくるのを見たといいます。
体長は約1メートルほど。
しかし近づいてよく見ると、アザラシよりも相対的に頭部が大きく、何より暗闇の中で「ぎょろり」と大きな目だけが不気味に光ったといいます。
その目は懐中電灯を向けるとすぐに葦の奥へと引っ込み、低い鳴き声のような音が残ったと報告されています。
別の報告では、夜釣りの最中に水面からぬっと顔を出した「丸顔の幼体らしきもの」を見たという話も存在します。
こちらの目撃者は「アザラシの仔かと思ったが、目が異様に大きかった」と証言しています。
どちらも一瞬の出来事、写真や映像は残されていないものの、「アザラシの幼体に似ているが何かが違う」という点は共通しています。
― その正体は? ―
本家バニープはアザラシタイプやイヌタイプ、他にもヒトデタイプなんかもあり、まさに「捉えどころのない」という表現がぴったりのUMAです。
しかしバニープ・カーフは「アザラシの仔」に似ており、あくまで本家と比較すれば、ですが、よりその姿は明瞭といえます。
そのため正体として、もっとも有力なのはやはり海棲哺乳類の幼体です。
海棲哺乳類は太陽光の届きにくい海中での生活に適応し目が大きいですが、特に幼体は相対的に目が大きく見えます。
バニープ・カーフが目撃される南オーストラリア州沿岸ではニュージーランドオットセイ (Arctocephalus forsteri) やオーストラリアアシカ (Neophoca cinerea) 等が生息しており、誤って川を遡上した海棲哺乳類の幼体を見誤った可能性は十分考えられます。
もう少しUMAよりに考えれば、バイカルアザラシ (Pusa sibirica) のように淡水に適応した海棲哺乳類の未知種の可能性も考えられます。
しかし、もっとも単純でUMA的な解釈があります。
― バニープの子供 ―
バニープ・カーフはその名の通り「バニープの幼体」であるという考え方です。
バニープが実在するのであれば幼体が存在するのは当然であり、もっとも自然な仮説といえます。
目撃例は少ないものの、濃霧を裂くかのようにひとすじの光を放つ、本家バニープへの手がかりとして興味深い存在です。
(関連記事)


.jpg)

0 件のコメント:
コメントを投稿