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2026年5月30日土曜日

まだまだいるぞ、深海の「超」巨大生物 ~ スロー・ダウン


■まだまだいるぞ、深海の「超」巨大生物 ~ スロー・ダウン

ヴォォォ、ヴォゥ、ォゥ、ォゥ、ォゥ……

遥か海底の闇で鳴り響く超重低音――

今回はスロー・ダウン (Slow Down)。

1997年5月19日、NOAA(アメリカ海洋大気庁)の海洋監視システムによって初めて記録された、長時間にわたる低周波信号――

その音は、普通の生物や地形では説明できない謎に満ちています。

ブループやジュリア (ユリア)、アプスウィープ同様、発信者が分からない謎の「咆哮」です。

― 深海の低音 ―


スロー・ダウン。

その名の通り、約7分もかけて音の周波数が徐々に低くなっていき、まるで深海の底で巨大な何かが咆哮を上げているかのようです。

音そのものが、深淵へ引きずり込まれるように緩やかに減衰していく――
そんな不気味な情景が浮かびます。

その名と相まって風格すら漂います。

信号の長さは数分から時には数十分に及び、海底の地形や氷山の割れ目だけでは説明がつかない規則性を持っていました。

発生地点は南太平洋、南緯50度前後、西経140度付近――深く孤立した海域で、同じく謎の音、アプスウィープの「咆哮」とはまた別方向から響いてきます。

― 超巨大UMAの可能性 ―


観測できるのは、深海の静寂に漂うこの「低音の残響」だけ。

現在、もっとも有力視されているのは南極の氷の移動に伴う摩擦音。

けれど、その規則性は氷だけが生むにはあまりに「意思的」だという声もあります。

ロマンを求めるのであれば、やはり生物起源説――

目撃情報はもちろんありません。

しかし仮にこの音が生物によるものだとすれば、その正体は想像を絶する規模の深海生物に違いありません。

ブループ同様、体長は200メートルを超える可能性があり、ゆったりとした動きとともに発する低音が、遠く離れた観測機器にまで届くのです。

― 深海の巨人の鼓動 ―


特徴的なのは、音が徐々に下がる「スローダウン」するリズムです。

深海の大巨人が、底でゆったりと潜りながら鼓動を打つように聞こえます。

スローダウンはただの一度だけ観測されたものではありません。

毎年のように、しかも年に数回観測されるときもあります。

もしスロー・ダウンが生物であるのなら――
それは彼らがいまだ健在である証です。

ただし、彼らはその巨体にしてシャイなのか――
今のところ人類の前に姿を現す気はなさそうです。

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