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2025年1月19日日曜日

消えた火曜日 (グリッチ・イン・ザ・マトリックス)


■消えた火曜日 (グリッチ・イン・ザ・マトリックス)

空白の時間を体験した人の話はよく聞きます。

気付いたら2時間時計が進んでいた、丸1日記憶がすっぱりなくなっていた、長いものだと1~2週間の記憶がない、なんてのもあります。

宇宙人にアブダクション (誘拐) された、なんていう話はこの空白の時間の派生型といえるかもしれません。

「時間が盗まれる」体験は一時的な記憶系の疾患が原因である可能性も高そうですが、一概にそうとも言い切れないものも存在します。

今回はFriendshipEntire6364が体験したグリッチ・イン・ザ・マトリックスを紹介しましょう。(グリッチ・イン・ザ・マトリックスの詳細についてはこちらをどうぞ)

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「2014年の話です、当時、私はボーイフレンドと同棲しており、有名な会社で債権回収の仕事に携わっていました。仕事はすでに飽き飽きしており、日々の生活も全く単調に感じ始めていました。

仕事柄、個人の機密情報にアクセスする仕事であるため建物内に携帯電話の持ち込みは禁止されていました。

毎月、債権回収の準備が整のうと強制的な残業がありました。その月は月曜日が午前10時から午後9時まで、火曜と水曜が午前9時から午後7時までのシフトになっていました。

月曜の夜に仕事から帰宅し、ボーイフレンドとNetflixを観ながら寝ました。翌日、トイレに起きて時計を見ると午前8時13分を指していました。

アラームをかけ忘れたと思い (仕事は午前9時からなので) パニックになって会社に行く準備を急いで整え、なんとか会社の駐車場に着いたのが8時56分でした。

出勤の打刻処理をしていると同僚のアンナが私を呼び止め『昨日はどこにいたの?』と話しかけてきました。

私は『えっ、、、ここよ?』そう答えると、アンナは私を昨日職場で見かけなかったというので少し不安な気持ちになりましたが、そのまま打刻し自分の席につきました。

アンナとは仕事の愚痴を言い合ったり、プライベートでもSNSで交流がありとても仲がいいのです。

勤務が始まって20分ぐらい経った頃、パソコンのカレンダーを見ると『水曜日』と表示されていることに気付きました。さっきの会話も含め、アンナが私のパソコンの設定までいじって手の込んだイタズラをしているものとその時は本気で思っていました。

昼休みになっていつものように自分の車に向かい携帯電話の電源を入れると、やはり『水曜日』と表示されています。アンナのイタズラでないことが分かり私はパニックになりました。

ボーイフレンドは二交代制勤務でまだ自宅にいたので電話をかけこのことを伝えると、私と同じように水曜日であることを知りパニックに陥っているようでした。

この話でもっとも奇妙なのはアンナを除いてこの事実を私たちカップルも含め誰も気付かなかったことです。

丸一日以上 (月曜の夜から水曜の朝まで約36時間)、何も食べていなかったはずですが、極端な空腹ものどの渇きもありませんでした。当時、私たちカップルはかなりのヘビースモーカーでしたが煙草をどうしても吸いたいという欲求もありませんでした。

私たちはボーイフレンドの兄弟二人とも同居しており、犬も二匹飼ってしました。一匹は12歳の老犬でもう一匹は生後4ヶ月の幼犬で、どちらも頻繁に散歩しなければなりません。

私たちの部屋は地下にあり、私たちが寝ている間に部屋に入ってきてなにかしないように地下への階段にベビーゲートを設置しています。

しかし丸一日半 (36時間) なにも食べていないような食べっぷりではありませんでした。

ボーイフレンドの兄弟二人に聞いても、彼らも火曜日に犬の散歩も、ご飯をあげたりもしていなかったといいます。

私は母ととても仲が良く毎日会社の行き帰りに電話で話すのですが、火曜日に私が電話しなかったことについては何も言ってきませんでした。

また、無断欠勤したことについても会社から何ら指摘されませんでしたし、実際、火曜日に着信した会社からのテキストメッセージも電話の履歴もありませんでした。

現在に至るまでボーイフレンドと私の空白の1日を納得できるような説明がありません。

もし私が独り暮らしであったならひどく疲れていて丸一日半眠っていた、ということで片付けてしまっていたでしょう、ですがボーイフレンドと同時に同じことが起きたのです。

月曜日の夜に寝て、火曜日は存在せず、水曜日に元の生活 (世界) に戻ってきたようなのです」

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この話が不思議なのは投稿者とボーイフレンドに火曜日の記憶が無いことよりも、火曜日の無断欠勤に対し会社が本人たちに連絡も指摘もせず、また家族 (飼い犬たちも含む) も火曜日の二人のことを全く記憶にない、という点ですね。

ワンチャン、滅茶苦茶疲れていて異常な睡眠を引き起こした (といっても36時間はなかなかないと思いますが) と考えることが出来ますが、二人同時に、というのはかなり考えづらいです。

ただこの話を疑いに疑えば、実はボーイフレンドが嘘をついている、というトリックはあり得ます。

実際は薬か何かを飲ませて彼女を丸一日半眠らせておき、彼女の欠勤をボーイフレンドが代わりに会社に連絡をし、犬のご飯もふつうに与え、あとは彼女から (火曜日が存在しなかったという) 指摘を受けた際に自分も気付かなかった、という演技をすればかなり近い状況になるでしょう。

まあ仮にそういったトリックだったとして、10年も前の話ではそれを確かめる術はなく、そもそもそんなことを実行した意図が全く掴めませんが、、、

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1 件のコメント:

  1. 記憶が飛ぶことはよくあるけど、火曜日がなくなるなんてことはなかったので驚きました。

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