2023年3月5日日曜日

メキシコの大統領がエルフ実在の証拠としてツイッターに画像を上げる


■メキシコの大統領がエルフ実在の証拠としてツイッターに画像を上げる

スペイン人たちの無慈悲な侵略により18世紀を待たず姿を消したマヤ文明ですが、その伝統や文化の一部は現代でも細々と語り継がれています。

アルクス (Alux) もそのひとつ。

マヤ民族のひとつキチェ族 (K’iche’) の民間伝承に由来するもので、アルクスとは西洋でいうエルフ (Elf)、つまり妖精といえます。

人間を小柄にしたような存在で、成長したアルクスの背丈は人間の膝ほどということで、だいたい12~18インチ (約30~45センチ) ぐらいといったところだそう。

マヤの伝統的な衣装を身に纏っているといい、現代ではアップデートされ、現代の人間のような服装をしている、なんていわれています。

妖精の世界だって進化をして当然ですからね、なんらおかしくはありません。

エルフは時代や地域によりその姿は変わりますが、しばしばとびきり美しい存在と考えられ、そして描かれることがあります。

映画版ロード・オブ・ザ・リングオーランド・ブルーム扮するエルフ (レゴラス) はその象徴的なもののひとつです。

そういった意味ではアルクスはエルフとか異なります。

シルエット的には小柄な人間であるものの、その容姿はやや動物的であったり、もしくは人間的でも不気味であったりするといわれているからです。

性質はいたずら好き、たいていは農具を隠す、夜中に騒ぐ、物を投げる、といった愉快犯的なもの、命にかかわるような致命的な悪さはしないようですが、彼らの機嫌を損ねようものならそれなりの不運をお見舞いするといったタチの悪い一面もありますw

さてさてそのアルクスが一体どうしたのか、と思われるでしょうが、タイトルの通りです。

現メキシコ大統領、アンドレス・マヌエル・ロペス・オブラドール (Andrés Manuel López Obrador) 氏が「アルクスは実在する」と自身のツイッターにコメントと共に「アルクス」の写真 (冒頭写真・左) をアップしたのです。

さすがにふざけてんだろ、と思うでしょうが大統領は大真面目で、現在進行中のユカタン半島で進められている鉄道建設プロジェクト、この事業に携わるエンジニアが3日前に撮影したものだツイートしています。

オブラドール大統領は2023年2月26日にこのツイートをしていますから、それを信じるなら3日前、2月23日前後にエンジニアは撮影したということになります。

そのエンジニアが撮影した「エルフ」写真と共に鉄道を敷設 (ふせつ) しているエク・バラム遺跡 (Ek' Balam) にあるアルクスの石像 (冒頭写真・右) もアップされています。

まあ夜間に撮影されたものであり、似ているのかどうかも判断できないほどエンジニアが撮影したというエルフの画像が粗いです。


それはそうと「エンジニアの撮影したエルフ」写真、実はこれ、2年以上前に出回ったバイラル・フォト (ネット上で席巻した画像) であり大統領はエンジニアにまんまと騙されたのかも?

(参照サイト)

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