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2024年7月17日水曜日

パーシー・フォーセットが目撃したUMA ~ ミトラ


パーシー・フォーセットが目撃したUMA ~ ミトラ

パーシー・フォーセット (Percy Harrison Fawcett) 大佐。

著名なイギリスの探検家ですが、19メートルの大蛇、巨大な殺人蜘蛛アパザウカ・スパイダー (もしくはアパサンカ, Apazauca spider)、二重の鼻を持つ犬 (dogs with double noses)、マリコクシ (Maricoxi) と呼ばれる犬のように毛深い先住民族、、、等々いくつもの未確認生物に遭遇したと主張しています。

また彼は南米アマゾンでフォーセット氏自身が存在すると疑わなかった未発見の「失われた都市Z (Lost City of Z)」の遺跡を探索しに行き、そのまま消息を絶ったことでUMA本やオカルト本でも人気・常連の人物です。

さて今回は彼が目撃したUMAの中からフォーセット氏が南米ボリビアとブラジルで2度遭遇したミトラ (Mitla) を紹介します。

ミトラは上記に挙げたフォーセット氏が目撃したUMAの中で、もっとも実在する可能性の高いもののひとつです。

フォーセット氏がなぜこの名で呼んだかその理由は分かっていませんが、メキシコには考古学遺跡に同名のものがあり、ナワトル語の「ミクトラン (Mictlān)」を語源とする「死者の住処 (place of the dead)」を意味します

ミトラとはいったいどういった生物なのか?

(ジャガランディ)

(image credit by Wikicommons)

表現が難しいですが、一言で言ってしまえばイヌとネコのハイブリッドで、その表現方法は「イヌによく似たネコ」もしくは「ネコによく似たイヌ」とネコなのかイヌなのかの判断がとても難しい生物です。

ネコ科の特徴を持つイヌ、イヌ科の特徴を持つネコ、、、いずれなのか?

フォーセット氏の言葉を借りれば「フォックスハウンドぐらいの大きさをした黒猫に似たイヌ」という表現をしていることから、フォーセット氏はイヌと考えたようです。

この地域にはピューマ (Puma concolor) とジャガー (Panthera onca) の2種の大型のネコ科動物が生息していますが、まるっきり点綴的なネコ科動物ですし、いくらフォーセット氏が動物にあまり精通していなかったとはいえ、これらを誤認するとは考えられません。

それではそのようなハイブリッド的な容姿を持つ、イヌまたはネコのような生物がいるのか?

実はミトラには既知動物にかなり候補があります。

(タイラ)
(image credit by Wikicommons)

生息地とその特徴から、ジャガランディ (Herpailurus yagouaroundi)、タイラ (Eira barbara)、コミミイヌ (Atelocynus microtis)、カニクイイヌ (Cerdocyon thous)、そしてヤブイヌ (Speothos venaticus) を挙げておきます。

フォーセット氏が特段細かくミトラの身体的特徴を語っていないことから、断定するのはほぼ不可能ですが、この中から特にジャガランディとコミミイヌを候補に挙げたいと思います。

(コミミイヌ)
(image credit by Wikicommons)

ジャガランディの姿はイヌのようなネコ、そしてコミミイヌは猫のようなイヌをそれぞれ想起させます。

どちらか一方というのであればコミミイヌですかね、コミミイヌは希少な上、かつ動作もネコに近く慎重な動きをすることからフォーセット氏のいう「ネコのようなイヌ」というのにも当てはまるからです。



2 件のコメント:

  1. 猫のような犬が存在するのなら
    何処かにウナギのような犬も存在するかも?

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  2. カニクイイヌの方が猫に似ているように思います。

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