■新聞にも掲載!光る獣人 ~ フルオレセント・フレディ (蛍光フレディ)
今回はフルオレセント・フレディ (Fluorescent Freddie)。
フルオレセント・フレディは1965年3月15日、アメリカ、インディアナ州の人口2000人ほどの小さな町、フレンチ・リック (French Lick) の森に現れた獣人系 (二足歩行する類人猿系) のUMAです。
目撃したのはティーンの少年グループ、彼らの話によればその怪物は全米を代表する獣人系UMA、ビッグフットのような姿をしており、身長は10フィート (約3メートル)、足は21インチ (約53センチ) と超巨大、目は赤くギラギラと輝いていました。
そしてなによも特徴はその体、「フルオレセント・フレディ」とは「蛍光のフレディ」という意味で、「フルオレセント (蛍光)」はこの生物の全身が蛍光グリーンに発光していたことに由来します。
「フレディ」単純に目撃された町、フレンチ・リックから来ていると思います。
その身体的特徴から、ゼネラル・ミルズ社 (当時はグリーン・ジャイアント社) のマスコット (緑色の肌の巨人)、ジョリー・グリーン・ジャイアント (Jolly Green Giant) に例えられ、同名で呼ばれることもあります。
同時期に起きた数匹の犬および豚の惨殺死体はフルオレセント・フレディの仕業と考えられました。
さてこの怪物、蛍光 (フルオレセンス) とはいっているものの、おそらく生物発光 (バイオルミネセンス) していたと思われます。
生物発光するUMAは少ないですがそれなりに存在します。
但し両生類 (サポ・フエルソ、フラッシュライト・フロッグ等々) や爬虫類 (ローペン、デュアー、コー、ウムグザ・モンスター等々) が多く、不明のもの (ムノチュワ、クレイジー・クリッター等々) を含めても哺乳類的なものはUMA界であってもおとぎ話的な存在であるファイアフォックスぐらいしか存在しません。
他に哺乳類的なものではカナダのユーコンテリウムも一応存在しますが、こちらは日本のUMA本限定の存在なのでちょっと際どいです。
いずれにしても生物発光する脊椎動物は魚類しか発見されていませんから、かなりハードルの高い存在であることは確かです。
(緑の怪物を伝える地元紙の記事)
(image credit by The Indianapolis Star)
目撃はこの時のただの一度といわれていますが、地元紙インディアナポリス・スター紙 (The Indianapolis Star) の1975年7月6日号によれば、同州コロンバスにあるミル・レース・パーク (Mill Race Park) でも緑色の怪物が目撃されています。
地理的にも同一州、そして時期的にも両者は10年ほどしか離れておらず、同一の生物であった可能性は否定できません。
この少年たちの目撃から10年後に現れた「緑の怪物」は鹿のように走るのが速かったといい、怪物狩りと称し銃やナイフで武装した「自警団」が結成され物騒な雰囲気となったことから公園は一時閉鎖する騒ぎとなりました。
もちろん捕獲されることはなく、これ以降、グリーン・ジャイアントことフルオレセント・フレディは永遠に姿を消しました。
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紫外線を当てると蛍光を発する哺乳類は結構いるようなので、その方向性でワンチャン・・・?
返信削除あとは発光する菌類とかヒカリゴケ(これは発光とは異なる機序のようです)で覆われた特殊な個体とかもアリかも・・・?