■政府がその存在をひた隠しにしているに違いない ~ サイクスヴィル・モンスター
今回はアメリカ、メリーランド州サイクスヴィル (Sykesville) で目撃されたUMA、サイクスヴィル・モンスター (Sykesville Monster) です。
体長は7~8フィート (約2.1~2.4メートル)、毛むくじゃらの類人猿に似た姿をしておりいわゆる獣人系UMAです。
北米大陸の獣人系UMAといえばビッグフット、そのビッグフットと何か違うのか?というと、実はビッグフットと差別化するほどの顕著な身体的特徴はありません。
但し、姿形こそビッグフットと似たり寄ったりといえど、政府がこの生物の存在を隠蔽している、といういかにもオカルト的な陰謀論があるという点で、そのバックグラウンドに特徴のあるUMAといえます。
このUMAがはじめて目撃されたのは1972年、トラック運転手が道端で背の高い獣人を目撃したのを皮切りに、この年はサイクスヴィル・モンスターの目撃が相次ぎました。
またこの年には、サイクスヴィル・モンスターのものと思われる13インチ (約33センチ) の足跡が発見され石膏で足型も取られました。
しかし、どうもこれに関してはモンスター騒ぎに便乗したイタズラだった可能性もあるようです。
というのも動物園関係者はこれをオーバーシューズでできたもの、と判断したからで、ま意図的ではなかったかもしれませんけどね。
このモンスターのハイライトは、なんといってもロン・ストリックラー (Lon Strickler) 氏による目撃でしょう。
1981年5月9日、ストリックラー氏はパタプスコ川 (Patapsco River) で釣りをしていたところ、対岸に野犬に追われ未知の生物が茂みから現れたといいます。
身長は8フィート、顔以外全身黒褐色の毛で覆われ、毛深い以外はネアンデルタール人のようだったといいます。
対岸まで最低でも25ヤード (約23メートル) 離れていたにもかかわらず、その生物が強い臭いを発していたことに気付きました。
野生動物であれば不思議なことではありませんが、獣人系のUMAは悪臭を放つことがたびたび報告されていますが、サイクスヴィル・モンスターはその臭いの種類がちょっと異なりました、それはまるで麝香 (じゃこう) のようだったといいます。
麝香は香水や薬に使われます。
嗅いだことがないから分かりませんが、いい香りかと思いきや加工しない麝香そのものであればアンモニア臭も強く不快だとか。
その後、野犬に追われて出てきたサイクスヴィル・モンスターでしたが、反撃し犬を追い払ったようです。
とにかくストリックラー氏は急いで最寄りのバーに行きこの生物のことを警察に通報すると数分で州警察は到着、この場から立ち去るように命じられたといいます。
一度は警察の指示に従ったものの好奇心に負け再び現場に戻るとそこは警察関係者等、多くの人で溢れかえっていました。
翌日、ストリックラー氏は各種報道機関にこの生物について尋ねるもなしのつぶて、固く口を閉ざしなんら情報を得られることはありませんでした。
そこでストリックラー氏は思ったのです、この生物について政府から報道機関に対し圧力がかけられている、そう、この生物の存在についてなんらかの隠蔽工作が働いているに違いないと。
政府陰謀論です。
まあこれについては一般人が報道機関に突然連絡しても相手にされるわけもなく考えすぎな気もしますが。
ストリックラー氏は陰謀論を信じ、その後独自の調査を進めサイクスヴィル・モンスターについての著書も発表しています。
ちなみにサイクスヴィル・モンスターの目撃はストリックラー氏を最後に途絶えていますが、現在でも地元では人気のUMAのようです。
(参照サイト)
(関連記事)
0 件のコメント:
コメントを投稿