このブログを検索

2024年5月6日月曜日

戦時中日本兵が見た謎の「魚人間」 ~ オラン・イカン


■戦時中日本兵が見た謎の水棲生物 ~ オラン・イカン

「オラン〇〇」という名前のUMAは例外なくすべて獣人系です。

オラン (orang) がマレー語で「人」を意味するのでそれは当然のことです。

UMAではなく既知種の類人猿、オランウータン (Orangutan) の「ウータン (utan)」は「森」を意味するので、「オランウータン」という呼び名が「森の人」を意味するのは有名です。

それでは今回の「オラン・イカン (Orang Ikan)」の話に移りましょう。

オランは前述の通りもちろん「人」、んでイカン (ikan) の方はというと「魚」を意味します。

なるほど!それでは「オラン・イカン」は「半魚人」を意味するんですね!と思ったあなた、思考が全部化け物に持っていかれ過ぎです。

オラン・イカンは「半魚人」ではなく一応は「人魚」を意味します。

但し、半魚人という感覚は実は遠からず、オラン・イカンは下半身が魚の美男美女揃いの人魚とは一線を画します。

人魚というよりはむしろ水棲ヒューマノイドといった感が強いUMAです。

このオラン・イカンは第2次大戦末期、1943年、インドネシアのカイ諸島 (Kai Islands) で目撃されたUMAで、驚いたことに目撃したのは当時、この島々に駐留していた日本兵たちです。

彼らはカイ諸島のラグーンで魚と人間のハイブリッド的な容姿を持ち、四肢のある生物が泳いでいるのを目撃しました。

体長は150センチほど、ピンク色の肌で頭部には棘があったといいます。

それはなんらかの生物の突然変異・奇形的なものではなく、何匹も生息しており、複数のオラン・イカンがじゃれ合っている姿を目撃することもありました。

見たこともない非常に奇妙な生物であったため、日本兵らは地元の先住民族たちにその生物について尋ねると、彼らはそれを「オラン・イカン」と呼ばれている生物だと答えました。

彼らはオラン・イカンを捕らえたら連絡するとまで約束しました。

とある夜のこと、駐在していた軍曹、タロウ・ホリバ (堀場太郎?) なる人物が村長から自宅へ来るよう呼び出されました。

その日の朝、オラン・イカンの死骸が砂浜に打ち上げられ収容したというのです。

軍曹が村長の家を訪れると庭にはオラン・イカンの遺骸が横たわっていました。

それは過去に目撃した生物に間違いありませんでした。

肩まで伸びる髪の毛を持つ極めて醜いその頭部は、人間的でありそして類人猿的でありました。

平坦で低い鼻、小さな耳、そして唇のない口は大きく裂けてまるで鯉のようであり、口内には小さな歯がたくさん並んでいました。

体長は160センチほどもあり、四肢の先の指はとても長く水かきで繋がっていました。

いかなる既知生物にも似ておらず、戦後帰国したホリバ軍曹は動物学者たちにその目撃した生物について語ったものの嘲笑されるだけだったといいます。

果たしてその正体は?

真っ先に思い浮かぶであろう、人魚伝説の元となった生物、ジュゴン (Dugong dugon) の可能性は?

生息域的には合致しますが、四肢を持つことからほぼその可能性はないような気がします。

腐敗し白骨化が進んだジュゴンの幼体では?しかしジュゴンは後肢が完全に退化しており、やはりジュゴンである可能性はないと思います。

逆にジュゴンにこだわらなければ類人猿やオオトカゲ等の大柄な生物の白骨化しかけた死骸の可能性は否定できません。

しかし、オラン・イカンが泳いでいる姿をホリバ軍曹以外の日本兵たちが何人も見ていたとの証言もあり、それが本当である、という前提であればやはりオラン・イカンは未知の生物でしょう。

ちなみに、このオラン・イカンについては旧サイトからお世話になっているCRYPTOMUNDOさんを参照しています。気さくに話してくれるとてもいい管理人さんでお勧めサイトです。

(関連記事)









1 件のコメント:

  1. 生け捕りにしたら水族館が買ってくれたりするのかな?

    返信削除