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2025年6月14日土曜日

ブリティッシュ・ビッグフット ~ ウッドウーズ


■ブリティッシュ・ビッグフット ~ ウッドウーズ

今回はウッドウーズ (Woodwose)。

ブリティッシュ版ビッグフットです。

イギリスはスコットランドのネッシーの影響があるのでしょう、ヨーロッパで最もUMAが目撃される国です。

但し、ネッシーのようなレイク・モンスターの目撃情報に対し、獣人系はそれほど報告数が多くはない感じです。

この点に関しては、英語圏で最もUMAの目撃の多いアメリカで、ビッグフットが毎日のように報告されるのと大きく異なります。

おそらく獣人の誤認候補の筆頭株、クマと霊長類が棲息していないのがその原因でしょう。

だからといって獣人系のUMAが全く目撃されないわけではなく、あくまで全体として比率が低いだけで目撃自体はいくもかあり、今回はその中からウッドウーズを紹介します。

さてまずこのウッドウーズという呼び名ですが、この単語自体は中世からあるといわれており、ではその頃から目撃されていたのか?というと必ずしもそうではないようです。

当時からウッドウーズは外見的には現在の「獣人 (野人)」と変わらないものの、あくまで空想上・伝説上の生物のひとつであり、また、実際に野生化した人間 (例えば動物に育てられた少年少女等々) を指したりと曖昧な定義づけだったようです。

現代のウッドウーズはというと、やはりUMAであることから伝説上の生物以上のものではありませんが、それでもイギリスの各地 (イングランドやウェールズ) で「目撃」されています。


ウッドウーズ目撃事件としては最も有名なデボラ・ハッツウェル (Deborah Hatswell) さんのものを紹介しましょう。

2022年にウッドウーズの目撃についてインタビューを受けています。

1982年、当時15歳のハッツウェルさん友人と学校をさぼり、イングランド、ランカシャー州サルフォードにある国立公園、ブイル・ヒル・パークに来ていました。

35ヘクタール (東京ドーム約8個分) のそれなりに広い公園で、特に草木の生い茂っている場所で過ごしているときのこと、ハッツウェルさんの視界に何か見慣れないものが飛び込んできたといいます。

「何か動くもの」

すると突如茂みの中から見たこともない生物が飛び出してきました。

彼女は驚き、悲鳴を上げて逃げようとすると友人にぶつかってしまい、友人は地面に転んでしまいましたが、友人のことよりも恐怖が上回ったハッツウェルさんはそのまま逃げてしまったといいます。

しかし少し冷静さを取り戻し、自分の行動を恥ずべきものだと感じ、振り返ってみてみました。

そこには高身長の怪物が立っていましたが、彼女の予想に反し怪物は襲ってくるようなしぐさは見せず、むしろ不安げな表情を浮かべていました。

目撃から40年経ったものの、ウッドウーズの姿は目に焼き付いているといい、琥珀色の目、人間とそっくりの歯、全身は暗褐色の毛で覆われていたもののそれほど濃くないためか、皮膚 (地肌) も確認できました。

彼女はウッドウーズの目撃して以来、メンタル的に芳しくない時間を長く過ごしたといい、この生物について他人に語ることはほとんどありませんでした。

しかし30代になり結婚し、良き理解者である夫に十代のころに目撃したウッドウーズついて話すようになると長年苦しんでいた心は解放され、最近になってウッドウーズの目撃を改めて公表することになったということです。

長年苦しめられたウッドウーズに対しても決して悪感情を持っておらず、人類の変わりない存在であり、むしろ同情しているということです。

これはウッドウーズ目撃事件の代表的なものとして紹介しましたが、他にも目撃例はあり、概ね身長は6~7フィート (約1.8~2.1メートル) と大柄です。

ウッドウーズの正体はいったいなんでしょう?

先の述べた通り、イギリスにはクマが棲息しておらず (絶滅)、獣人の正体候補の最右翼がそもそも存在しません。

少々身長は足りませんが、動物園 (もしくは密輸された) から脱走した、チンパンジー等である可能性はゼロではないかもしれません。

また、かなり無茶な案ではありますが、メガントロプス (Meganthropus palaeojavanicus) 生存説があります。

メガントロプスの発見場所はイギリスとは大きく経だったジャワ島であり、身長8フィート (約2.4メートル) だ、ホモ・エレクトス (Homo erectus) の変種に過ぎないだ、現時点では謎の多い化石人類です。


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