■島根県の中海に10メートルの巨大生物? ~ ナカッシー
島根県松江市と出雲市に跨る宍道湖 (しんじこ) の怪魚を以前に紹介しましたが、思いもかけず、この湖で1メートルのチョウザメが捕獲されたとニュースになりました。
捕獲されたのはシロチョウザメ (Acipenser transmontanus) だったということで本来はアメリカの河川や海岸沿いに棲息し、最大個体は20フィート (約6.1メートル) の記録があります。
ニュースになった日 (5/1) と捕獲された日 (3/1) は随分とラグがありますが、まあ宍道湖の怪魚の目撃は1972年と50年以上前の話でシロチョウザメは全く無関係だとは思いますけどね。
さて今回はこの宍道湖と大橋川 (おおはしがわ) で繋がる汽水湖、中海 (なかうみ) のレイク・モンスター、ナカッシー (Nakassie) を紹介します。
中海は宍道湖よりやや大きく、日本の湖の表面積ランキングで第5位 (宍道湖は第7位) と海沿いにある大きな湖です。
2021年6月25日のニュースなので、まあ5~6月に撮影されたものですかね?
釣りをしていた男性により撮影されたものだそうで、画面左から右側へ波が移動していきます。
(ナカッシー)
(image credit: 日刊WEBラズダ)
波の長さは全長10メートルぐらいだそうです。
目撃された地点は撮影者によれば中海南部の安来市荒島町 (やすぎし・あらしまちょう) の沖合100メートルぐらいだったそう。
鳥取県水産試験場に動画を分析してもらうと「中海にはそんなに大きな生物はいないので、考えられるとしたらボラとかアカエイ (が群れとなって泳いでいる可能性も考えられる)」と、とても現実的な回答。
但し、小さな魚の群れが移動する場合はもっと小さな波しぶきが立ち、動画内の波はとても大きい塊の波であるため (小魚の) 群れの可能性は低いのではないかとも答えています。
宍道湖自然館コビウスにも同様の質問をしたところ「イルカ」のような大型の動物の可能性も若干あるのではないか、とのこと。
しかしやはりこちらもイルカやクジラがこれだけ水面近くを泳げば背ビレが見えるはずであり、やはりその可能性は低いと推察しています。
で、「特殊な波」ではないかとUMAファンの夢を打ち砕く超現実的な説を提案。
さらに米子工業高等専門学校の藤井助教授がこの説を補強する、ボート等が作る「航跡波 (こうせきは)」ではないかと、とどめを刺します。
(藤井助教授の考え出したナカッシーw)
(image credit: 日刊WEBラズダ)
しかしUMAファンが可哀そうと思ったのかサービス精神は旺盛であり、全長3メートルぐらいの巨大生物が水面近くを泳げば同様の波を作ることが可能とUMA説をギリ残してくれます。
そしてUMAといったらやはり月刊ムー。
三上丈晴編集長に聞くと、、、
「スカハ湖っていう湖があるんですけれども、同じような波が見えたんですね。
体のほうの影みたいなものが浮かび上がってくれば、何かしらの巨大生物という可能性は出てきますよね。
水棲動物の場合は『何とかッシー』と名が付くので、まぁ、中海ですとナカッシーですかね」
さすがに姿が全く見えないこともあり、月刊ムーの編集長といえどもやや苦しそう。
ちなみにスカハ湖 (Skaha Lake) はカナダのブリティッシュコロンビア州に位置し、オカナガン川が注ぐ淡水湖です。
近くにはカナダを代表するレイク・モンスター、オゴポゴで有名なオカナガン湖があります。
(参照サイト)
日刊WEBラズダ
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