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2024年3月30日土曜日

日本屈指のレイク・モンスター 屈斜路湖の怪物 ~ クッシー


■屈斜路湖の怪物 ~ クッシー

池田湖のイッシーと並び日本でもっとも有名なレイク・モンスター、屈斜路湖 (くっしゃろこ) のクッシー (Kussie / Lake Kussharo monster)。

日本屈指のUMAでありながら、このUMAの存在はあまりに悩ましい。

まあその話は後回しにしてクッシーを見ていきましょう。

クッシーの住処である屈斜路湖は北海道弟子屈町 (てしかがちょう) にあり、カルデラ湖としては日本最大、すべての湖を含めても日本で6番目に大きな湖です。

大きな生物が生息するにはやはり大きな湖が似合います。

この湖では1972年ごろから目撃が続くレイク・モンスターで、体長は5~30メートルととてつもなく大きく、その姿もネッシータイプ (首長竜タイプ) から巨大海蛇 (シーサーペント) タイプ、巨魚まで様々です。

目撃は多いものの、そのほとんどが胴体の一部 (背中のコブ等) であるため、その全容はなかなかつかみづらいのですが、頭部を目撃した証言もあり、ウマ似ていたとかキリンのような角を持っていた、というような哺乳類的特徴を持つものもあります。

1974年、モーターボートに匹敵する速度で進む2つのコブを20人ほどの人々が同時に目撃したという事例もあり、なにかしら巨大な生物が生息していることをいやが上にも期待させられます。

しかし、、、冒頭に書いた通りクッシーの存在には少々懸念事項があります。

というのもこの屈斜路湖、巨大生物はおろか小魚ですら生息するにはかなり過酷な環境であるという事実があります。

この湖の巨大水棲UMAの存在を脅かす最大の敵はpH (ペーハー) 濃度で、通常でもpH5ぐらいのかなりの酸性湖です。(pH7が中性)

しかもそのpH値で安定しているならまだしも、歴史上短いスパンでpHが乱高下しており、1938年の屈斜路地震でpH4まで酸性化してしまったとのこと、これにて湖のほとんどの魚類は息絶えてしまったといいます。

耐酸性の魚類ですらこの自然が引き起こす不安定なpH濃度では水槽の魚のようにpHショックを引き起こしそうです。

日本でもっとも有名なUMAが生息するといわれる湖がこれほど厳しい水質というのは皮肉なものです。

ちなみに現在屈斜路湖でみられる魚はほとんどが放流したものだそうで、特に世界一の耐酸性能力をもつといわれるウグイ (Tribolodon hakonensis) が多いそうです。

ではクッシーのその正体は巨大化したウグイの可能性は?

pH4以下ですら生息できるウグイですが、最大でも1メートルはおろか頑張っても40~50センチぐらいでしょうから、巨大魚を正体と考えてもさすがにウグイとは考えにくいところです。

クッシーの目撃が始まったのは前述の通り1972年ごろであり、1938年の魚類大量絶滅後に放流したものが巨大化したか、魚類大量絶滅以前から生息していた大型魚 (巨大生物) が奇跡的に絶滅期を凌いだかいずれかです。

やはりUMAとしては化け物じみた生命力を期待し後者を推したいところです。

でもま水質がどうであれ、クッシーを見たという人がわんさかいるのもこれまた事実。

その正体も生存できる秘訣も皆目見当がつきませんが、なにか巨大な生物が生息していることを信じましょう。

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