■死の上書き保存
今回はグリッチ・イン・ザ・マトリックス。
現実が「確定した過去」を静かに書き換えてしまう。
今回はそんな話です。
― 友人の「死」 ―
2003年、私は学生時代の友人が亡くなったことを知りました。
知らせてきたのは、彼の婚約者の友人でした。
「寝ている間に亡くなった」と。
年齢は23歳。
あまりにも若すぎる死でした。
私は念のため、薬物や事故の可能性を尋ねましたが、いずれでもないとのことでした。
彼女は深く落ち込み、亡くなったことを何度も口にしていました。
なにより、2人はつい最近、婚約したばかりだったのです。
計り知れない精神的ダメージを受けていました。
― 共有されていた記憶 ―
私は結局、弔意の言葉を送りませんでした。
何と言葉をかければいいのか分からなかったからです。
数年後、共通の友人と会話した際、私はその話題を出しました。
彼は一瞬、表情を曇らせ、話題を変えました。
その反応で、私は確信しました。
彼の死は、今でも触れてはいけない出来事なのだと。
― 不自然な再登場 ―
それからさらに年月が経ち、驚くべきことが起きました。
「死んだ友人」からSNSの友達申請を受け取ったのです。
正直、あまりに悪質すぎるなりすましだと思いました。
もしかすると詐欺の可能性もある――
私は無視しました。
しかし、つい最近 (2023年) になって知ったのです。
彼は――
死んだはずの彼は――
生きていました。
― 書き換わった現実 ―
彼は、かつて婚約していたあの女性と結婚していました。
――かつて私に彼の死を伝えてきた、あの女性と。
写真も履歴も、現在の人間関係も、すべてが自然に繋がっています。
まるで、最初から「死んでいなかった」かのように。
― 消えた記憶 ―
私は例の共通の友人に、かつての会話を覚えているか確認しました。
彼は困惑した顔で、こう言いました。
「そんな話、した覚えがない」
彼にとって、その死は存在していなかったのです。
― 死の上書き保存 ―
誰が嘘をついたのでしょうか。
婚約者の友人か。
共通の友人か。
それとも――
単に私自身が狂っているのか。
しかし、複数人が関わり、感情まで伴った「死の記憶」が、ここまで鮮明に共有されていた事実を、
単なる勘違いで片付けることができるでしょうか。
私は彼の死を確信しています。
彼は一度、確かに「死んだ」。
私は考えます、誰がその死に上書き保存を加えたのだろうかと――
(参照サイト)
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