■闇に棲むオウエ・クリークの黒い影 ~ パーカーズ・スネーク
今回はパーカーズ・スネーク (Parker's Snake)。
熱帯の闇を流れるオウエ・クリーク。その黒い水面の下には、少女たちの命を一瞬で奪った「影」が潜んでいた――。
― 若き学者が聞いた「未知の蛇」 ―
1970年代、ニューギニアで活動していた若き爬虫類学者フレデリック・スタンレー・パーカー (Frederick Stanley Parker)、通称フレッド・パーカー (Fred Parker) 氏は、政府の巡回官として各地を巡りながら、博物館に送るためのヘビの標本を集めていました。
そんな彼の耳に届いたのが「正体不明の恐るべき蛇」の話でした。
それは、ニューギニア西部州ウィピム (Wipim) オウエ・クリーク (Ouwe Creek) 周辺に住む住民たちから聞いた、半ば伝説と化したヘビの物語――
地元の人々によれば、1972~1973年頃、そのヘビは川で水浴びをしていた三人の少女たちを襲ったというのです。
― 数分で命を奪う毒 ―
その日――
何の前触れもなく突如現れたヘビに少女たちは次々と咬まれました。悲鳴を上げながら岸へ逃げ戻る少女たち。
何が起こったのか?大人たちは呆然と立ち尽くしていました。川面は静まり返り、少女たちの悲鳴だけが熱帯の森にこだました――
岸に戻った彼女たちでしたが、もはや立ち上がる力もありませんでした。毒は瞬く間に全身を巡り、臓器を蝕みました。
そして咬まれてわずか数分、彼女たちは次々と息絶えていったのです。人々は憎きヘビに復讐しようとしましたが、その姿はすでにどこにもありませんでした。
― その正体は実在するヘビか? ―
彼らの記憶に残るその蛇の姿――
体長は1.8メートル超、鱗は異様なほど滑らかで光沢を帯び、全身は黒みがかっていました。
水中での動きは驚くほど素早く、しかも人間を恐れる様子がまったくなかったといいます。
パーカー氏は1982年に出版した著書「西部山岳州の蛇たち (The Snakes of Western Province)」でこの事件に言及しています。
この事件を記録したパーカー氏は、後にニューギニアの爬虫類研究の第一人者として知られる人物となり、この未知のヘビは「パーカーズ・スネーク」と呼ばれるようになりました。
少なくともフレッド・パーカー氏はその正体を特定することができませんでした。
しかし後年、ほかの研究者たちはイボウミヘビ (Hydrophis schistosus / Enhydrina zweifeli) だったのではないかと推測しています。
この種は東南アジアからインド、そしてマダガスカルまで温暖な海域に広く分布し、ニューギニアやオーストラリア周辺にも数多く棲息しています。また、猛毒の宝庫ともいえるウミヘビの多くは穏和な性質で知られますが、イボウミヘビは非常に攻撃的なことで知られます。
しかし、この説にはいくつかの疑問もあります。海岸沿いに棲息するイボウミヘビにとって、ウィピムはあまりに内陸過ぎます。
そして体長、イボウミヘビは1.2メートルを上回ることはほとんどなく、目撃された1.8メートル超の謎のヘビとは少し開きがあります。
(ただし最大1.5メートル長の個体が発見されたこともあり、また、パニックを起こした住民たちが実際のサイズよりも大きく感じてしまった可能性は否定できません)
多くのUMAはとてつもない大きさで報告されることも少なくなく、そういったことを考慮すると、大きさはそこまで問題にならないかもしれません。
体色もイボウミヘビは濃灰色でありパーカーズ・スネークとは異なりますが、「決定的な違い」はなんといっても「毒の強さ」でしょう。
多くのウミヘビたちはとてつもない猛毒を有しますが、そんなウミヘビたちの毒ですら、人間をわずか数分で死に至らしめた例は報告されていません。
― それではただの見間違いだったのか? ―
目撃時の混乱を考えれば、種の特定に誤りがあった可能性はあります。突然の悲劇の中で、誰もが冷静ではいられなかったでしょう。
しかし、少女たちの命を奪った毒の即効性、異常な黒い体色――
そのどちらも、イボウミヘビを含む既知のウミヘビでは説明できないのです。
もしかすると、それはイボウミヘビの亜種、あるいは色彩変異だったのかもしれません。
きっとみなさんUMAファン的には、未知の猛毒ウミヘビ説を推したくなるでしょう。
― 闇に消えたパーカーズ・スネーク ―
オウエ・クリークの水面に浮かぶ黒い影。少女たちが襲われたあの日以来、そのヘビは二度と姿を現すことはありませんでした。
ニューギニアの人々にとって、それは「現実の恐怖」であり、学者たちにとっては「未完の謎」です。
パーカー氏の記録が残された今もなお、その正体は霧の中――
あの黒い亡霊は本当に消えたのか?
それとも今なお、誰も知らない川底で息を潜めているのか?
(参照サイト)
THE PINE BARRENS INSTITUTE
UMA探しの旅は終わらない (国内外1000体以上のUMAが待っています)
一家を惨殺したスネーク・アイランドのボス ~ ゴールデン・ランスヘッド・バイパー






すみません、まとめサイトか何かでイーストリバーのブルックリン橋の下に流れ着いた生物の画像を見たことがあります。小型の豚みたいでしたが蹄がないし歯が大きいんです。あれ正体わかりますか?
返信削除