2025年5月17日土曜日

南米に恐竜! カルノタウルス系UMA ~ ストア


■南米の カルノタウルス系UMA ~ ストア

今回はUMAファンのみんな大好き、恐竜系UMA、ストア / ストーア (Stoa) です。

ストアはチェコスロヴァキアの動物学者 (古生物学者、昆虫学者、未確認動物学者)、ヤロスラフ・マレシュ (Jaroslav Mareš) 博士がアマゾンの探検・調査において奥アマゾンに住む先住民族、ワイカ族 (Waiká) から聞いた謎の生物です。

ワイカ族によれば、その生物は切り立った (テーブルマウンテン状の) 山の上にある草原に棲息しているといいます。

ストアはアリゲーター、特にシルエットはカイマンに似る爬虫類ということですが、体長は25フィート (約7.5メートル) と凄まじく、カイマンと比較し吻 (鼻先) はずっと短いといいます。

(ルゼンチンブラックアンドホワイトテグー)
(image credit: Wikicommons)

ではカイマンなどとは比較せず、オオトカゲではないのか?と思うかもしれませんが、中南米にオオトカゲ科は棲息しておらず、アルゼンチンブラックアンドホワイトテグー (Salvator merianae) が最大種で、最大クラスの個体で1.2メートル前後です。

ですが、ストアはそもそもカイマンやオオトカゲと比較するような代物ではありません。

大きさもさることながら、この謎の爬虫類、ワイカ族によれば二足歩行の生物だというのです。

例えばクマのように、四足歩行の生物がたまたま後肢二本で立ち上がっている、というのではなく純粋な二足歩行の生物だといいます。

というのも、四足歩行しようにも前肢があまりに短く華奢であり、物理的に二足歩行しかできないからです。

!!!

巨大な爬虫類であり、二足歩行、そして前肢が極端に短い、、、そう、ティラノサウルスのような獣脚類を彷彿とさせます!

食性は完全な肉食、アメリカバク (Tapirus terrestris) を好物とし、カピバラ (Hydrochoerus hydrochaeris) も好みますが、残念ながら人間も彼らの捕食対象だといいます。

(ストアに食われまくっているという噂のカピバラ)
(image credit: Wikicommons)

ストアは固い鱗で覆われ、また非常に俊敏であり、遭ったが最期、絶対に逃れることはできません。

ワイカ族の戦士たちが弓矢で応戦しようにも、ストアのその鎧のような皮膚を突き破ることはできず、余計にストアを怒らせる効果しかありません。

尚、ストアは目のすぐ上に1対の短い角をもつといわれ、大きさや生態も含め獣脚類の中でもカルノタウルス・サストレイ (Carnotaurus sastrei) に酷似しているといえます。

(前肢がほぼ退化したカルノタウルス)
(image credit: Wikicommons)

まぁ、酷似も何もストアはカルノタウルスありきのような感じすらしますが、そこは取り敢えずスルーしてストアの存在を楽しみましょう。

んで、大きさをかなり下方修正したにしてもストアに似ている生物はおらず、まぁ巨大なカンガルー的な生物が南米にも棲息しているとすれば耳を角と錯覚し、獣脚類 (的な生物) と誤認した、という風には無理くり考えることはできるかも?しれません。

(カルノタウルスの皮膚化石)
(image credit: Wikicommons)

巨大な未知の哺乳類と考えれば、実は絶滅した地上棲の巨大ナマケモノタイプUMA、マピングアリと同系となるかもしれませんね、巨大な哺乳類と考えた方がまだ実在する可能性は高そうですし。

尚、マレシュ博士の調査によればストアはワイカ族の神話や伝承にとどまらず、入植者の宣教師たちによってストア (と思われる生物) が目撃されたこともあるといい、また、カルノタウルスの保存状態のいい皮膚印象化石が残っていることからもカルノタウルス生存説を支持しています。

(ナバホ・ネイションにあるテーブルマウンテン)
(image credit: Wikicommons)

但し、、、やや冷める話を少し付け加えると、この話をしてくれたワイカ族のレテワ (Retewa) という名の人物にどうやってストアの存在を知ったのか尋ねると、ストアが棲息するという山頂近くの高原に出向いたこともなければ、ワイカ族の仲間たちにそれを実際に見た人物もいない、、、そうです。

まぁ、テーブルマウンテンの頂上を目指すのは命懸けであり、道具なしでの登頂は困難、散歩がてらいっちょ恐竜でも見に行ってくっか!とはなりませんからね、仕方ない側面はあります。

いずれにしてもワイカ族の口承で伝わった生物であり、仮にそのような生物が実在していたとしても現在では滅んでしまっているかも?しれません。

(参照サイト)
SHUKER NATURE

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