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2026年8月4日火曜日

海洋恐怖症:バックルーム Level 7


■水平線の牢獄:バックルーム Level 7(Thalassophobia)

今回はバックルーム Level 7を紹介しましょう。

完全な暗闇に支配されたLevel 6を抜けた探索者は、突然、視界の開けた場所へと放り出されます。

そこには、ただ海があります。

陸地はありません。

建物もありません。

水平線だけが、どこまでも続いています。

空には太陽が見当たりませんが、暗闇でもありません。
雲に覆われた空全体から、淡いパステル色の光が降り注いでいます。

弱い風。
静かな波。
そして、どこまで見ても続く水面。

この光景を前にした時、多くの人が説明のつかない不安を覚えます。

それは単なる「海が怖い」という感覚ではありません。

見渡す限りの水面。
底の見えない深さ。
そして、自分がこの広大な空間に一人きりであるという感覚。

こうした状況が引き起こす本能的な恐怖は、タラソフォビア(Thalassophobia:海洋恐怖症)と呼ばれています。

Level 7は、まさにその感覚を体験させる階層なのです。

― Level 7 ―


Level 7は、無限に広がる平坦な海から構成される世界です。

この海は異様なほど平らで、理論上その水平線は無限遠に位置しています。

空には太陽が存在しません。

しかし暗くなることもありません。

空全体からパステル色の光が降り注ぎ、天候は常に雲がかった晴天の状態を保っています。

弱い風が常に吹き続けており、海面には小さな波が立っています。

気温と水温は約10℃で安定しています。

昼も夜も存在しません。

時間の変化を示すものが何一つないのです。

この環境は探索者に奇妙な心理状態を引き起こします。

どれだけ時間が経ったのか分からない。
ここにどれだけ滞在しているのかも分からない。

その感覚は次第に曖昧になっていきます。

こうした「時間の停滞」に対する不安は、ホロフォビア(Horophobia:時間への恐怖)と呼ばれる心理状態に近いものだと考えられています。

― 浮遊する部屋 ―


Level 7の海上には、奇妙な構造物が散在しています。

それは「部屋」です。

住宅の一室を切り取ったような構造で、壁や柱、梁がむき出しのまま空中に浮かんでいます。

外から見ると、その部屋は必ずドアを海へ向けて垂直に配置されています。

海面から見上げると、ドアが真正面に見える形です。

しかし部屋の内部では、普通の室内と同じように床へ向かって重力が働いています。

探索者はその中を普通に歩くことができます。

問題は外に出る瞬間です。

ドアの外へ出た途端、重力の方向は海へ向かって垂直に変化します。

つまり、そのまま海へ落下することになります。

この現象は、人間の直感的な物理感覚を裏切ります。

壁が床になる。
天井が崖になる。

このような感覚の矛盾は、規範的不協和(Canonic Dissonance)と呼ばれる強い違和感を引き起こし、探索者に眩暈や吐き気を生じさせることがあります。

なお、すべての部屋には必ず「EXIT」と書かれた二つ目のドアが存在します。

しかし、その先がどこへ繋がっているのかは分かっていません。

― 海底の入口 ―


Level 7の海は約30mの深さがあります。

海底は石灰岩の砂に覆われ、その下には岩盤が広がっています。

しかし海底のあちこちに、垂直の縦穴が存在します。

その内部には、海底洞窟が複雑に広がっています。

これらの洞窟こそが、Level 8へ進むための経路だと考えられています。

ただし、その入口は探索者の本能的な恐怖を強く刺激します。

海底にぽっかりと開いた穴。
その奥は完全な暗闇です。

どこまで続いているのか分かりません。

人間は、この光景を本能的に避けようとします。

それはバソフォビア(Bathophobia:深淵恐怖)です。

海そのものへの恐怖がタラソフォビアだとすれば、バソフォビアは「深さ」そのものへの恐怖です。

30mの海底。

しかし、その先には底の見えない洞窟が続いています。

探索者は、酸素と正気を削りながら、その深淵へ潜る決断を迫られます。

― Level 8への道 ―


Level 7は、バックルームにおける大きな関門です。

暗闇の迷宮だったLevel 6とは対照的に、ここはあまりにも開けすぎた空間です。

遮るもののない海。
どこまでも続く水平線。

そして、その下に広がる深淵。

Level 7は、タラソフォビア――海洋恐怖症を体験させる階層なのです。

探索者はやがて理解します。

この海から脱出する方法は一つしかありません。

水平線の向こうではなく、海の底。

暗黒の洞窟の先に、次の迷宮――Level 8が待っています。

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※本稿はBackrooms Wiki(Fandom)のLevel 7(Thalassophobia)の設定を参照し、CC BY-SA 3.0に基づき再構成したものです。
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