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2026年2月24日火曜日

仮面を被って謎の死を遂げた二人 ~ リード・マスク事件


■仮面を被って謎の死を遂げた二人 ~ リード・マスク(鉛の仮面)事件

今回は、ブラジルで起きた「リード・マスク事件(The Lead Masks Case)」。

1966年、二人の電子技師が丘の上で死体となって発見されました。

彼らは逃げていません。

隠れてもいません。

予定通り、そこに行き、予定通り、死んでいたように見えたのです。

― 発見されたのは「儀式の後」だった ―


1966年8月20日。

ブラジル・ニテロイ市、ヴィンテンの丘。

凧揚げをしていた少年が、草むらに並ぶ二つの遺体を見つけました。

遺体はマノエル・ペレイラ・ダ・クルス(32歳)と、ミゲル・ホセ・ヴィアナ(34歳)。

いずれも電子機器技師で、テレビ修理などを生業としていた、ごく普通の市民でした。

しかし――
彼らの服装は異様でした。

スーツにネクタイ。

その上からレインコート。

そして、顔の上には鉛板で作られた即席の「仮面」。

目だけを覆う、無骨で、目的がはっきりしすぎている仮面でした。

― 残されていたのは「持ち物」ではなく「手順」 ―


遺体のそばには、奇妙な遺留品がありました。

水の入ったボトル。

濡れたタオルが2枚。

そして、小さなノート。

そこに書かれていたのは、感情の一切ない指示文でした。

「16:30 指定の場所へ。18:30 カプセルを飲み込む。効果が現れた後、信号を待ち、鉛の仮面で目を保護せよ」

これは遺書ではありません。

告白でもありません。

作業手順書――

― 異常なのは「非日常」ではなく「几帳面さ」 ―


捜査が進むにつれ、さらに奇妙な点が浮かび上がります。

彼らは丘へ向かう途中、バーで水を購入しています。

その際、空き瓶を返却すれば戻る、わずかな保証金について確認し、領収書まで受け取っていました。

数分後に「未知の実験」を控えた人間の行動とは思えません。

また、激しい雨の中で新品のレインコートを購入したにもかかわらず、店を出る際には着用していませんでした。

それはまるで、
「この場所、この時刻で、この行為として着る」
と、決められていたかのようでした。

― 正体不明なのに、曖昧ではない ―


警察は毒殺、事故、強盗を疑いました。

しかし、すべてが噛み合いません。

外傷はなし。

金銭も盗まれていない。

解剖では毒物反応は検出されず、2000回以上の化学検査も無駄に終わりました。

彼らは、誰かに殺された痕跡がないのです。

同時に、自然死とも言い切れない。

この事件が奇妙なのは、「正体不明であるにもかかわらず、抽象化できない」点にあります。

捕獲されたUMAでもない。

都市伝説のように曖昧でもない。

彼らは、あまりにも「具体的」でした。

― その前に、すでに「越えていた」 ―


事件の数か月前、ミゲルは友人たちと、アタフォナ・ビーチで実験を行っていました。

夜の海岸で起きた爆発。

10km先まで響いた轟音。

空を照らす火の玉。

硫黄臭。

砂浜に残された、幅35cm、深さ25cmの巨大な轍。

これは単なる噂話ではなく、複数の証言で裏付けられています。

彼らはこの時点で、「通常の電子工作の範囲」を逸脱していた可能性があります。

― 鉛の仮面は、何を遮断するためのものだったのか ―


最も有名なのは、UFO・異次元接触説です。

彼らは科学と心霊主義を結びつけるグループに属しており、強烈な光や放射線から目を守るために、鉛の仮面を用意した。

別の説では、幻覚剤による事故死。

また、第三者による詐欺や誘導の可能性も否定はできません。

しかし、どの説にも決定的な証拠はありません。

当時の警察署長は、最終報告書にこう記しています。

「これは、魂の存在を証明するための実験だった可能性がある」

― 実験は失敗したのか、それとも ―


ヴィンテンの丘には、頂上へ至るルートが8つありました。

しかし、彼らがどのルートを辿ったのかは、現在も分かっていません。

ただ、発見場所は、外界から遮られ、空だけが広く見える場所でした。

彼らは、何かを「待っていた」。

それだけは確かです。

信号を。

あるいは、結果を。

もし実験が成功していたなら。

彼らは、そこに「いなかった」のかもしれません。

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