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2026年6月20日土曜日

1940年代にただの一度だけ目撃された奇妙な大トカゲ ~ エチオピアオオトカゲ


■1940年代にただの一度だけ目撃された奇妙な大トカゲ ~ エチオピアオオトカゲ

今回はエチオピアオオトカゲ

あれ? それって普通の現存するオオトカゲの名前では? と思ってしまうほど、ごく普通の名前です。

英語ではジャイアント・エチオピアン・リザード(Giant Ethiopian Lizard)。

いかにも実在しそうな名前ですが、そのようなトカゲは知られていません。

エチオピアおよび国境を接するスーダンで目撃されたとされる生物で、いずれにしても東アフリカに棲息するトカゲだったと考えられています。

― 謎の目撃証言 ―


1940年代半ば、エチオピアオオトカゲは匿名のトロフィー・ハンターによって目撃されました。

「匿名」と聞いた時点で胡散臭いとか、そもそもその人物は実在するのか? と疑問を抱く人も少なくないでしょう。

しかし少なくとも、この目撃談を伝えた人物については実在が確認されています。

少し話は逸れますが、『シャーロック・ホームズ』の著者として名高いアーサー・コナン・ドイル氏は、心霊現象などのオカルト分野にも強い関心を抱いていました。

そのためUMAの世界でも、ときおりドイル家の名前が登場します。

匿名のトロフィー・ハンターは、当時東アフリカに滞在していたエイドリアン・コナン・ドイル氏にこの目撃談を語りました。

エイドリアン氏はコナン・ドイルの息子であり、UMAにも並々ならぬ関心を抱いていたことで知られています。

こうして、この謎のオオトカゲの存在は世に広まることになりました。

というわけで、目撃談の伝達者は実在する人物ですが、それと証言そのものの信憑性はまた別問題です。

― 沼地へ消えた巨大トカゲ ―


トロフィー・ハンターによれば、エチオピアオオトカゲの体長は10~12フィート(約3~3.6メートル)。

体色はグレーで、背中には背骨に沿ってトゲ状の突起が並んでいたといいます。

希少動物を狙うことも珍しくなかったトロフィー・ハンターたちは、現代では動物倫理の観点から批判されることも少なくありません。

しかし、この匿名のハンターはエチオピアオオトカゲの希少性に気付き、驚くべきことに狩猟を思いとどまったといいます。

(ナイルオオトカゲ)
(image credit: Wikicommons)

今ほど動物保護の意識が高くなかった1940年代において、大型かつ珍しい動物はむしろ格好の獲物だったはずです。

それにもかかわらず引き金を引かなかったのは、よほど特別な生物だと感じたからなのかもしれません。

やがてその謎のトカゲは、沼地の方へ向かって姿を消したといいます。

残念ながら、エチオピアオオトカゲについて残された情報はこの程度しかありません。

― 正体はナイルオオトカゲか ―


さて、この生物はいったい何だったのでしょうか。

まず候補として挙げられるのは、アフリカ最大級のオオトカゲであるナイルオオトカゲVaranus niloticus)です。

アフリカの巨大爬虫類系UMAでは、ナイルオオトカゲとナイルワニCrocodylus niloticus)が誤認候補の常連ですので、UMAファンにはおなじみの名前でしょう。

ナイルワニほど巨大になることはありませんが、ナイルオオトカゲには8フィート(約2.4メートル)を超える大型個体の報告もあり、エチオピアオオトカゲの正体として有力視されています。

― ノドジロオオトカゲという可能性 ―


(ノドジロオオトカゲ)
(image credit: Wikicommons)

いつもナイルオオトカゲが候補では少々面白みに欠けるので、今回はノドジロオオトカゲVaranus albigularis)も紹介しておきましょう。

ノドジロオオトカゲは体長ではナイルオオトカゲに及ばないものの、7フィート(約2.1メートル)近い個体が確認されています。

また、がっしりとした体型をしており、体重ではナイルオオトカゲをわずかに上回ることもあります。

もちろん、体長だけ見ればどちらもエチオピアオオトカゲには届きません。

しかし、全く候補にならないほど差があるわけでもありません。

極端な大型個体であれば、10フィート(約3メートル)近くまで成長した可能性を完全には否定できないでしょう。

― 背中のトゲという謎 ―


問題はむしろ大きさではなく、背中のトゲです。

この証言が正確だったとすれば、背骨に沿ってトゲ状の突起を持つ未知のオオトカゲが存在したことになります。

その特徴は、コンゴ共和国やコンゴ民主共和国で目撃されるングマ・モネネともどこか共通しています。

どちらも大型の爬虫類であり、背中に目立つ突起を備えているとされる点が興味深いところです。

もちろん、単なる誤認だった可能性も十分にあります。

ですが、たった一度の目撃でありながら、その異様な特徴だけは強く印象に残ります。

UMA探しの旅は終わらない (国内外1000体以上のUMAが待っています)


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