■ウミヘビ殺人事件!90%はこいつの仕業 ~ イボウミヘビ
今回はUMAではなく現存する猛毒生物、イボウミヘビ (Hydrophis schistosus)。
冴えない和名ですが、かなり強力なウミヘビです。
まず彼らのプロフィールから。
イボウミヘビが棲息するのは東南アジアから中東、そしてマダガスカルまで,
河口部からマングローブ、沿岸、沖合とその範囲が広く、温暖な海ならどこにでもいるといった感じです。
体長は概ね4フィート (約1.2メートル) 程度ですが、大型個体は5フィート (約1.5メートル) 以上と人間の身長程度になります。
ウミヘビですから当然といえば当然ですが非常に海に適応しており、最大水深100メートルほどまで潜ることができ、しかも5時間も息継ぎなしで海中に滞在できます。
魚食性で多くのウミヘビがそうであるように、イボウミヘビも猛毒を有します。
日本を代表するウミヘビのひとつ、エラブウミヘビ (Laticauda semifasciata) なんかも日本では毒ヘビの代表格で知られるハブ (Protobothrops flavoviridis) よりも遥かに強いといわれています。
毒性を分かり易く半数致死量のLD50で表すと (値が小さいほど毒性が強いことを意味します)、ハブは54mg/kg、ニホンマムシ (Gloydius blomhoffii) は16mg/kgとマムシの方が3倍ほど毒性が強いですが、エラブウミヘビは0.21mg/kgです。
(イボウミヘビ)
(image credit: Wikicommons)
で、今回の主役、イボウミヘビのLD50はというと、0.1125mg/kgとエラブウミヘビよりもさらに強いのが分かります。
ちなみに一番毒性の強いウミヘビはデュボアトゲオウミヘビ (Aipysurus duboisii) でLD50は驚異の0.044mg/kgです。
ですがまぁウミヘビはほとんどが穏和であまり攻撃的ではないことからその毒性にも関わらず咬傷事故はかなり少ないという現実があります、、、但しイボウミヘビを除いて、、、
彼らの生息範囲が広いことも咬傷事故が多い原因のひとつですが、なによりも他のウミヘビより好戦的なことが挙げられます。
そもそもウミヘビに咬まれる事故はもちろん世界中で起きているものの、咬まれたら必ず命を落とすわけではありません。
毒性は強くても咬んだ際の注入する毒の量が少ないとか、一概にその毒性と死者数は比例しません。
そんな中、イボウミヘビは別格で、世界のウミヘビの咬傷事故の50%をこの一種で受け持ち、更にウミヘビによる死亡事故の90%はイボウミヘビによるものといわれています。
毒の種類は神経毒と筋肉毒、ひと咬みで9ミリグラムの毒を注入、人間ひとりに対する致死量は1.5グラムといわれており、致死量の6倍も注入されるので、これはたまったものではありません。
まさにウミヘビ界の死神ここにあり、です。
UMA探しの旅は終わらない (国内外1000体以上のUMAが待っています)
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