■マピングアリの亜種か!? ~ キダ・ハララ
今回はキダ・ハララ (Kida Harara)。
南米を代表するUMAのひとつ、マピングアリ (Mapinguari / Mapinguary) と全く同一の生物を指しており、部族等による呼び名の違い、つまり別称に過ぎないという説も根強く残るUMAです。
― マピングアリとの関連性 ―
ただし、マピングアリの目撃証言とキダ・ハララの目撃証言はあまり混同 (共有) されることはありません。
多くの場合、どちらか一方でのみ語られることが多いため、ここでは便宜上、別種として紹介します。
マピングアリに詳しい人であれば、マピングアリの追加目撃談として読んでいただければいいかと思います。
― 名前の響きと別称の複雑さ ―
さてマピングアリという名称もなかなか奇妙な響きですが、キダ・ハララはそれ以上です。
気の抜けたような音感ですが基本「人喰い」と恐れられる存在です。
キダ・ハララという呼び名自体がマピングアリの別称の可能性が高いと書きましたが、キダ・ハララもさらにこの動物を指す別称が存在し、実際のところ収拾がつかなくなっています。
― キダ・ハララの正体候補 ―
キダ・ハララはマピングアリと同様の生物と考えられていることから、巨大な絶滅した地上棲のナマケモノ、具体的にはメガテリウム (Megatherium) やミロドン (Mylodon)、エレモテリウム (Eremotherium) 等が候補に上がっています。
メガテリウムに至っては体長6メートルの超巨大ナマケモノでしたが、キダ・ハララはもう少し控えめで、大きくても体長3メートルぐらいといわれています。
ナマケモノとして、というより野生動物で3メートルでもかなり大きいですが、キダ・ハララはそれよりもさらに小さく、人間と同程度という説もあり、マピングアリよりも実在する可能性は高そうに感じます。
― 外見と特徴 ―
毛色は暗い赤褐色、がっしりとした体格で太い腕を持ち、その先端には大きな湾曲したカギ爪を有します。
ふだんは四つ足で移動しますが、後肢二本で立ち上がることができます。
全体のシルエットはオオアリクイ (Myrmecophaga tridactyla) に似るものの、頭部はナマケモノのそれに似ているといいます。
オオアリクイとナマケモノの頭部は似ても似つかないことからオオアリクイを誤認した可能性は低そうです。
かといって現生のナマケモノは樹上棲であり、さらにミユビナマケモノの最大種、ノドチャミユビナマケモノ (Bradypus variegatus)、やフタユビナマケモノ (Choloepus didactylus) でも体長を1メートルを超えることはなく、そもそも全く恐ろしい印象はありません。
― 名称の意味と鳴き声 ―
ところでキダ・ハララの名称について再度触れると、キダ (Kida) は「獣」「野獣」といった意味をなし、ハララ (Harara) は笑い声の擬音、と解釈されキダ・ハララは「笑う野獣」意味するのではないか、と考えられています。
人間目線だと、ナマケモノの顔は笑ったように見えることから、そういった意味ではキダ・ハララは現生のナマケモノを指しているのではないか?と考えてしまいそうです。
しかし、この「笑う野獣」の意味はキダ・ハララの鳴き声に由来すると言われ、その巨躯、怖さにも関わらず、甲高い笑ったような鳴き声を発するようです。
その「人喰い」と恐れられるのに対し、可愛らしい鳴き声は一見すると不釣り合いに感じますが、油断させて獲物をおびき寄せるための「声の擬態」とも考えられています。
― 目撃情報と現代 ―
尚、未確認動物学者のパット・エスパーニャ (Pat Espanha) 氏が、キダ・ハララを目撃した人物のひとりであるジェオヴァルド (Geovald) 氏に取材を試みたところ、見せた図柄のうち最も近いのは絶滅した地上棲巨大ナマケモノであったといいます。
意外なことに、キダ・ハララの目撃は21世紀に入っても依然として続いています。人間たちが血眼で自分たちを探している間も、木陰から、クスクスと「笑う野獣」のような表情で観察しているのではないでしょうか。
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