このブログを検索

2025年7月21日月曜日

パプアニューギニアに伝わる最大の翼竜系UMA ~ デュアー (デュア)


■パプアニューギニアに伝わる最大の翼竜系UMA ~ デュアー (デュア)

パプアニューギニアにはとても有名な翼竜系のUMAがいます、ウンボイ島 (Umboi Island) に棲息するといわれるローペン (Ropen) です。

パプアニューギニアというだけでなく翼竜系ではもっとも有名なUMAのひとつといえます。

ローペンほど有名ではありませんが、パプアニューギニアのアドミラルティ諸島最大のマヌス島 (Manus Island) にも、コー (Kor) と呼ばれる翼竜系のUMAが目撃されています

ローペンとコーは身体的な特徴が似通っており、同一の可能性も示唆されていますが、一応ウンボイ島とマヌス島は海を隔てて地理的に500キロほど離れており、別種、もしくは亜種と考えても差支えないでしょう。

さて、今回紹介するのもまたまたパプアニューギニアの翼竜系UMA、その名はデュアー (デュア, Duah)。

その姿は翼竜の代表的存在であるプテラノドン (Pteranodon) に似ているといいます。

(かつてプテラノドンの一種と考えられていたゲオステルンベルギアの全身骨格)
(image credit by Wikicommons)

伝えられる大きさもプテラノドン・ロンギケプス (Pteranodon longiceps) の推測される翼開長と同じ7メートルほどです。

デュアーはローペンと全く同一の生物で、単に呼び名が違うに過ぎないだけではないか?との説も根強いUMAです。

が、目撃情報によればローペンやコーよりも一回り大きく亜種程度の存在として認識されてもいいかと。

デュアーは非常に力が強く獰猛であると伝えられており、捕獲に成功したものの (!)、丸太に脚を結わけ付けていたら丸太ごと飛んで行った、とか人間の成人女性をそのまま捕え飛び去って行った、という信じられないような逸話がいくつもあります。

先に挙げたローペンやコーには当然のごとく (?) 人喰いの噂はありますが、実は魚食性であることが示唆されています。

というのも、彼らの腹部は生物発光することで知られ、夜間に発光する腹部で小魚を寄せ集め捕食するといわれているからです。

ところがところが、実はデュアーも大きさこそローペンらより一回り大きいものの、こちらもまた腹部が生物発光するというのです。

こうなってくると、やはりローペン、コー、デュアーの関係性は呼び名だけが違う同一種、もしくは亜種である可能性は否定できません。

パプアニューギニアは大小およそ600の島で構成される島国であり、目撃される島はとても大事ですが、デュアーの目撃される島はローペンやコーほど明瞭ではありません。

但し少なくとも一つはローペンと同じウンボイ島で目撃されているのが分かっておりそれについては同一 (ローペンの大型個体) である可能性が高いかもしれません。

その他の目撃については、いずれの島であるかはよく分かりません。

未確認動物学者としてもっとも生物学に精通している人物のひとり、イギリスのカール・シューカー (Karl Shuker) 博士は、UMAの正体を恐竜や恐竜と同時代に生きた翼竜・海生爬虫類をよしとしない人物ですが、デュアーはローペンとは別種である可能性が高いとしながらも、翼竜説には否定的です。

シューカー博士はデュアーの正体が未知種のオオコウモリであれ、大型の鳥類であれ、その生物発光は自力発光によるものではなく共生する発光バクテリアによるものではないか、と推測しています。

(関連記事)




0 件のコメント:

コメントを投稿