■幾何学形状のヒューマノイド ~ ジオメトリック・ヒューマノイド
今回は、ジオメトリック・ヒューマノイド(Geomertic shaped humanoid)。
これは、海外で膨大な未確認生物の目撃談を収集・公開していることで知られる超常現象リサーチサイト『ファントムズ&モンスターズ(Phantoms & Monsters)』に投稿されたUMA目撃談です。
― 事件の概要 ―
(マンザニータ)
(image credit: Wikicommons)
数年前の7月頃(明確な時期は不明)、北カリフォルニアに住む男性「AH」氏は、夜11時30分頃、自宅の裏で奇妙な存在を目撃しました。
自宅周辺には北カリフォルニアらしい多くの樹木やマンザニータの茂みがあり、夜間には周囲が暗闇に包まれていたといいます。
その中に立っていたのが、これまで見たこともない奇妙な「人型の何か」でした。
AH氏によれば、それは非常に幾何学的(ジオメトリック)で細身の体型をしていました。
胴体は縦長の長方形、あるいは円柱のような形状で、肩や腰に人間のようなくびれは一切ありません。
身長は正確には分かりませんでしたが、しゃがんでいた可能性も考えると、およそ5~7フィート(約1.5~2.1メートル)ほどだったと推測されています。
腕は非常に細く、脚よりも長く見えました。
ただし、姿勢によってそう見えただけなのか、実際に腕が異常なほど長かったのかは分かっていません。
― 6本の指 ―
特に異様だったのが、その手です。
細長い腕の先には、それぞれ6本の指を持つ手がありました。
指は非常に長く、骨のように細い印象だったといいます。
さらに6本の指は均一ではなく、3本が比較的太く、残りの3本はそれよりもはるかに細かったとされています。
脚も長く、柔軟性があるように見えました。
しかし、腕ほど自由に曲がるようには見えず、どこか機械的な印象を受ける姿だったといいます。
そして、AH氏に最も強烈な恐怖を与えたのが頭部でした。
― 顔のない頭 ―
その存在には、非常に細い首があり、その上に胴体とほぼ同じ幅の頭部が乗っていました。
しかし、そこには顔がありません。
目も、鼻も、口も、耳も確認できませんでした。
頭部そのものが胴体と同じような長方形、あるいは円柱状の形をしており、人間の頭部とは到底思えない形状だったのです。
しかも、その表面は異常なほど滑らかでした。
全身が光沢のある真っ黒な色をしており、懐中電灯を向けると、その光を反射するほどだったといいます。
ところが、目が存在しないにもかかわらず、懐中電灯の光を向けると、その存在は光に反応するように頭部を傾けました。
まるで「目」で光を見ているかのような動きだったといいます。
― 音のない存在 ―
もうひとつ、この目撃談で非常に奇妙なのが「音」です。
周囲の木々が揺れたり、枝が折れたりする音は聞こえていました。
ところが、その存在自身が移動する際には、まったく音がしなかったといいます。
通常、人間ほどの大きさの生物が木々の間を移動すれば、足音や衣擦れ、枝を踏む音など何らかの音が発生するはずです。
しかし、AH氏が見た「ジオメトリック・ヒューマノイド」は、周囲の自然が発する音とは対照的に、完全な無音のまま動いていたとされています。
その異様な姿と静寂が重なり、単なる奇妙な動物を見たという感覚ではなく、「そこにいること自体がおかしい存在」という印象を強く残したようです。
― 愛犬が示した異常な反応 ―
AH氏自身は、もともと超常現象を簡単に信じる人物ではありませんでした。
むしろ非常に科学的な思考をする人物で、目撃した直後も、まずは錯覚や視覚的なトリックなど、合理的な説明を探そうとしたといいます。
もし愛犬が異常な反応を示していなければ、自分の目が暗闇の中で何かを見間違えたのだろうと考えていたかもしれません。
ところが、愛犬の反応は尋常ではありませんでした。
その犬は普段から周囲にいる鹿、マウンテンライオン(ピューマ)、コヨーテなどにも特に動じることがなかったにもかかわらず、この存在を目撃した後は明らかに怯え、数日間にわたって外へ出ることさえ怖がったといいます。
AH氏にとって、この出来事は単なる暗闇での錯覚では説明しにくいものとなりました。
もちろん、犬が何に反応したのかを確認することはできません。
しかし、少なくとも目撃者本人にとっては、「自分だけが何かを見間違えた」という出来事ではなく、愛犬もまた何らかの異常を認識していたという強烈な記憶として残ったのです。
― ジオメトリック・ヒューマノイドの正体 ―
では、この奇妙な存在は一体何だったのでしょうか。
残念ながら、目撃談の中には具体的な正体を示す情報はありません。
通常の動物が暗闇の中で異様に見えた可能性もありますし、樹木や茂みの影、光の反射などが複雑に重なった可能性も否定できません。
特に夜間の視覚は、色彩や輪郭を正確に認識することが難しく、人間の脳が不完全な情報を補完してしまうこともあります。
一方で、愛犬の異常な反応や、光に反応するように頭部を傾けたという描写は、単純な影や植物だけでは説明しにくい部分でもあります。
とはいえ、それが未知の動物だったのか、あるいは超常的な存在だったのかを判断できる物的証拠はありません。
AH氏自身も、具体的な答えを導き出したわけではありません。
ただ、そこにいたものを「未知の存在(The Unknown)」として記憶しているのです。
顔もなく、音もなく、光だけに反応するように頭を傾ける黒い人型。
北カリフォルニアの深夜、木々とマンザニータの茂みに囲まれた暗闇の中で、いったい何が立っていたのでしょうか。
(参照サイト)
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