■リバーサーペントの撮影に成功!? ~ ヴォルホフ川の野獣
今回はヴォルホフ川の野獣 (Volkhov Beast)。
旧サイトで「ヴォルコフ川の怪物」で紹介していましたが、「ヴォルホフ」の方が一般的かつ、撮影者が「ビースト」と呼んでいるので「ヴォルホフ川の野獣」に呼び名を変えることにします。
もう当時の情報がウェブ上に無くなってしまったようなので、旧サイトのみを頼りに記事を書きます。
ヴォルホフ川 (Volkhov river) はロシア北西部のノヴゴロド州とレニングラード州を流れ、欧州最大の湖、ラドガ湖に流れ込む河川です。
(ヴォルホフ川の野獣)
(image credit: YouTube/Revinsky)
(ヴォルホフ川の野獣)
(image credit: YouTube/Revinsky)
この大きな河で、2007年1月21日、アレクセイ・モクロフ (Alexey Mokrov) という名の男性により謎の生物が撮影されました。
周りの景色が全く映っていないので本当にそこがヴォルホフ川であるかどうかは判断のしようがありませんが、ここは素直に信じることにしましょう。
体色は白に近いグレーで、はっきりとは確認できませんが、不規則な黒っぽい斑紋があるかもしれません。
解像度が低いため、一見すると細長い体型、リバーサーペントのような生物が左右に蛇行しながら泳いでいるように見えますが、よ~く見るとこれはおそらく2匹の生物が連なって泳いでいるようです。
前にいる個体はほぼまっすぐに泳いでいるのに対し、後ろの個体が左右に揺れながら追いかけているので、全体として細長い生物が蛇行しているように見えます。
後ろの個体はたまに水面に頭部を出しているように見えるので2匹が連なっていると思って間違いないでしょう。
撮影したモクロフ氏は体長2メートル程度と証言しています。
2メートル?ちっさいなぁ、と思うかもしれません、淡水魚で2メートルなら十分モンスター級の大きさです。
が、前述の通り2匹が連なっているように見えます。
1メートル + 1メートル、一匹当たりはかなり小さくなってしまいましたが、ま、それでも淡水魚ならかなり大きいほうです。
が、解像度は低いのでこれまた確実ではありませんが、水面スレスレを泳いでいるにしては背ビレも尾ビレも確認できません。
泳ぎ方も含め、やっぱ魚類ではなさそう、、、
さて冒頭で、ヴォルホフ川はラドガ湖に流れ込むと書きました。
結論からいうと、前述のラドガ湖にはワモンアザラシ (Pusa hispida) が棲息していることから、ヴォルホフ川の野獣の正体は「前後に連なって泳いでいる二匹のワモンアザラシ」である可能性が高そうです。
ワモンアザラシは最も小型なアザラシで体長は1.5メートルほど、小柄なものは1メートル強ほどしかなく、陸上から観察した場合、2匹連なっていても見えている部分は2メートル前後ぐらいでしょうし大きさ的にもだいたい合っています。
正体がワモンアザラシである可能性は高そうです。
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