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2026年9月5日土曜日

オンタリオ湖のレイク・サーペント ~ レイク・オンタリオ・サーペント(セクション1)


■オンタリオ湖のレイク・サーペント ~ レイク・オンタリオ・サーペント(セクション1)

2026年9月現在、ドナルド・トランプ米大統領による「オンタリオ湖をアメリカ湖に改称する」という政治的発言が、カナダとの間で大きな外交摩擦を生んでいます。

もちろん実効性を疑問視する(ただの嫌がらせだろうという)声が大半ですが、もし本当にこの改称が定着するようなことがあれば、未確認動物の歴史にも奇妙な影響が出るかもしれません。

なぜなら、この湖には古くから世界的に知られる、あの「名前」を冠した巨大水棲獣の伝承が残されているからです。

今回は、もしかすると将来「レイク・アメリカ・サーペント」になってしまうかもしれない存在――レイク・オンタリオ・サーペント(Lake Ontario Serpent)。

― オンタリオ湖 ―

(オンタリオ湖)
(image credit: Wikicommons

オンタリオ湖(Lake Ontario)は、北米大陸の五大湖を構成する巨大な淡水湖のひとつです。

五大湖の中では最も東に位置し、面積こそ最小ですが、湖底は意外なほど深く、貯水量では浅いエリー湖を上回っています。

北側にはカナダ・オンタリオ州、南側にはアメリカ・ニューヨーク州が接しており、湖そのものが米加両国の国境を形成しています。

そして、この巨大な湖に蓄えられた水は、最終的にセントローレンス川へ流れ込み、大西洋へと注ぎます。

さらに湖岸には、カナダ最大の都市トロントを中心とする巨大都市圏「ゴールデン・ホースシュー」が広がっています。

つまりオンタリオ湖は、荒涼とした人跡未踏の秘境ではありません。

その水辺には現在も巨大都市が存在し、無数の船が行き交っています。

それにもかかわらず、この湖には古くから「巨大な蛇のような生物を見た」という奇妙な証言が残されているのです。

― 三つの名前を持つ湖の怪物 ―


レイク・オンタリオ・サーペントの面白いところは、時代や地域によって異なる名前で語られてきたことです。

そのひとつがガアジエンディエサ(Gaasyendietha)。

これはセネカ族などイロコイ系先住民の伝承に登場する巨大な存在で、単なる湖の蛇というよりも、「流星の竜」とも呼ばれる超自然的な怪物です。

湖底に棲みながら空を飛び、火を吐くとも伝えられていました。

一方、近代になるとオンタリオ湖東部の都市キングストン周辺では、巨大な水棲獣をキングスティ(Kingstie)と呼ぶようになります。

こちらは1800年代から20世紀前半にかけて語られた、いわば「現代型」の湖の怪物です。

さらに19世紀の新聞などでは、少し学術名らしい(しかしUMA的でもある)響きを持つメトロサウルス(Metrosaurus)という名前まで登場します。

つまり、同じ湖の怪物でありながら、

古い先住民伝承では「流星の竜」

入植者の時代には「キングスティ」

そして新聞では「メトロサウルス」

時代とともに、その姿や意味合いまで少しずつ変化してきたのです。

― 水面を這う巨大な蛇 ―


では、実際に目撃されたレイク・オンタリオ・サーペントとは、どのような姿だったのでしょうか。

古い新聞記事や目撃証言を総合すると、最も一般的なのは全長9~10メートルほどの巨大な蛇状生物(いわゆるサーペント)です。

ただし、古い記録には15メートル、さらには30メートルを超えるという、いかにもUMAらしい数字まで登場します。

体色については、漆黒、あるいは青みがかった灰色とする証言があります。

身体は太く滑らかで、「消火用ホースのようだった」と表現されたこともあれば、背中にイモムシのような剛毛が生えていたという証言もあります。

泳ぎ方にも特徴があります。

水面から身体の一部を露出させながら、まるで巨大な芋虫が這うように、縦方向へウネウネと進んでいくというのです(哺乳類系)。

さらに、大きな背びれを見たという証言や、クジラのように水面から噴気を上げたという話まであります。

中でも奇妙なのが、背中に大きなコブを持っていたという古い記録です。

ある1800年代後半の記事では、そのコブの大きさを約18インチ(約45センチ)ほどとし、古いホウキで表面を擦ると、磨かれた真鍮のように輝いたとまで描写されています。

これはかなり怪しい話ではありますが。

しかし、こうした妙に具体的な描写が残されているところも、レイク・オンタリオ・サーペントという怪物の面白いところでしょう。

― 何度も目撃された「巨大な何か」 ―


レイク・オンタリオ・サーペントの目撃談は、19世紀だけで終わっていません。

20世紀に入った1934年にはキングストン近くのカートライト湾で、大勢の人間が湖上の巨大生物らしきものを目撃する騒ぎが起きました。

この事件は後に、樽やボトルなどを利用して作られた模型による学生たちのいたずらだったことが判明しています。

しかし、これですべての目撃談が説明できるわけではありません。

1970年代には、天然資源省の職員がプリンスエドワード郡の湖岸から、巨大な生物が湖へ飛び込むところを2度目撃したと証言しています。

さらに現代にも目撃談があります。

21世紀に入った2011年にはトロント港で、コンサート中の複数の人物が、水面を滑るように移動する黒い物体を目撃したという証言がネット上に投稿されました。

幅は約60センチほどもあり、大きなヒレのようなものを備えていたといいます。

そして2019年には、フィッシングチャーターを営む家庭の人物が、マリーナで警察用ボートの昇降設備に乗っていた巨大な黒い蛇を目撃したと投稿しています。

その大きさは「フルサイズのアナコンダほど」

人を呼ぼうとした瞬間、それは滑るように湖へ戻っていったといいます。

セクション2へ続く。

UMA探しの旅は終わらない (国内外1000体以上のUMAが待っています)


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