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2024年12月1日日曜日

南アフリカ沖に現れる巨大人喰いザメ ~ サブマリン・シャーク


■南アフリカ沖に現れる巨大人喰いザメ ~ サブマリン・シャーク

サメのUMAといえばそのほとんどがメガロドン (Otodus megalodon) 生存説ですがロマンはあるものの現実的には少々難しい感じはあります。

シーラカンスもとっくに絶滅していると考えられていたのに発見されたのだから、360万年前に絶滅したと考えられているメガロドンならもっと確率が高いでしょう?という反論がありそうですがなにせメガロドンはデカいという欠点があります。

陸棲の恐竜生存説と違いメガロドンの海棲というのは身を隠すにかなり有利ですが、それでもデフォで10~15メートルもある個体群が人目に全くつかないというのは生存説を考える上では (存在の否定はしませんが) 不利となります。

そんなメガロドン生存説の欲求を満たしながらその欠点を補う存在となりそうなのが今回紹介するサブマリン・シャーク (Submarine shark) です。

サブマリン・シャークはは南アフリカ共和国沖で目撃された巨大なサメでその体長はメガロドン級の9メートルオーバーといわれています。

メガロドンとほとんど同じじゃん、ならメガロドン生存説でもいいじゃん、となりそうです。

が、サブマリン・シャークがメガロドン生存説よりも有利な点があります。

このサメはただの一匹だけの可能性があるからです、というのも目撃されるサブマリン・シャークは頭部に特徴的な傷を持つことで知られており、つまりそれらは同じ個体である可能性が高いからです。

実際、1970年代から1980年代の最大20年ほどの間しか目撃されておらず、この限定的な期間だけ目撃されたことも唯一匹だけの個体が目撃され続けていた可能性を示唆します。

考えられるのはホホジロザメ (ホオジロザメ, Carcharodon carcharias) の異常に大きく成長した個体。

南アフリカ共和国の沿岸部はホホジロザメの一大生息域であり、数が多ければそれだけ突然変異的に巨大化する個体が生まれる可能性は高くなります。

獰猛かつ狡猾で1970~80年代に起きた未解決の海難事故もサブマリン・シャークの仕業であるといった見解もあります。

但し、ここまで煽っておいて言うのもなんですが、ディスカバリーチャンネルでドキュメンタリー化もされているものの、サブマリン・シャークの目撃証言はどこまで信じていいのか微妙であることも付け加えておきましょう。

UMA探しの旅は終わらない (国内外1000体以上のUMAが待っています)


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2024年10月1日火曜日

ティラノサウルスは思っているよりももっともっと大きかった (かもしれない)


■ティラノサウルスは思っているよりももっともっと大きかった

今日は久しぶりにUMAではなくて実在した古生物、恐竜界のスター、ティラノサウルス・レックス (Tyrannosaurus rex)。

最も研究対象とされる恐竜のひとつで、「恐竜界の頂点捕食者」と多くの人が認識しているのと真逆の「実際はノロマ」で「屍肉漁りしかできなかった」なんてネガティブな研究発表も珍しくありません。

現在発見されているもっとも状態の良い化石から、最大体長は13メートル、体高6メートル、体重9トンと推測されています。

しかしもっと大きな個体がいたことが示唆されています。

これはティラノサウルスに限ったことではありませんが、化石になって後世に残るのはほんの僅かです。

恐竜に限らず動物たちの大きさには個体差があり、時折、飛び抜けて大きく成長した個体が発見されることは珍しくありません。

特に生きている限り成長し続ける爬虫類はその典型で、ワニ (クロコダイル、アリゲーター) やヘビに規格外のものが特に多いです。

(ティラノサウルスの全身骨格)
(image credit: Wikicommons)

さて、ティラノサウルスですが、彼らが誕生し絶滅するまでにどれほどの数がいたのでしょうか?

超大型の頂点捕食者であり、単純に数という点では他の小柄な恐竜たちよりもかなり少ないことが予想されます。

今後も変化する可能性がありますが、その数は17億匹と考えられています。

かつては25億匹と見積もられていたことから随分と減ってしまいましたが、それでも17億匹という数が存在したのなら、上記に挙げた体長13メートルを上回る個体が存在するのは確実のような気がします。

仮に17億匹存在したとして、現在見つかっている化石の数はそれのの0.0000002%だそうです。

逆に言えば99.999999%は見つかっていません。

まあ化石になる確率はとんでもなく低いため (1/10億とも)、見つからなくて当然ですね。

10億分の1の確率が本当であるならむしろティラノサウルスは化石化する確率が高いといえます。

しかしこの低確率を「運」で突破し、今後さらに何体かのティラノサウルスの化石が発見されれば規格外の個体が発見される可能性があります。

実際、現在のティラノサウルスの最大値は過小評価され過ぎているとの考える研究家もいます。

カナダのオタワにあるカナダ自然博物館 (the Canadian Museum of Nature) のジョーダン・マロン (Jordan Mallon) 博士は現在考えられているティラノサウルスの最大値よりも、体長で25%、体重で70%重かった可能性があると推測しています。

即ち、体長13 × 1.25 = 16.25メートル、体重9 × 1.7 = 15.3トンのティラノサウルスが期待できるというわけです。

「巨大」であることはロマンですが、その代償として大きく (重く) なると敏捷性が損なわれることも多々あり、映画に出てくるような他の恐竜 (や劇中の人間) を追い回したりすることが出来たかはまた別の話ですが。

(参照サイト)

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2024年9月3日火曜日

マダガスカルの謎の巨大キツネザル ~ トゥラトゥラトゥラトゥラ


■マダガスカルの謎のキツネザル ~ トゥラトゥラトゥラトゥラ

トゥラトゥラトゥラトゥラ (トラトラトラトラ, Tratratratra)。

17世紀ごろから伝わる未確認の巨大なキツネザルで、マダガスカルに訪れたフランス人入が目撃したことによりその存在が知れ渡りました。

フランス語での表記は "trétrétrétré"、トゥレトゥレトゥレトゥレでしょうか。

キツネザルは霊長類の曲鼻亜目 (きょくびあもく) に分類される動物で、アイアイやロリスなんかも含まれます。

現存するキツネザルは100種以上おり、そのすべてがマダガスカルに生息しています。(但し絶滅種はインドからも見つかっています)

(インドリ)
(image credit by Wikicommons)

日本ではキツネザルといえばたぶんあの可愛いワオキツネザル (Lemur catta) を思い浮かべる人が多いでしょう。

現生最大のキツネザルはインドリ (Indri indri) で体長は60センチ前後、最大個体で70センチ超、10キロほどです。

さて目撃されたUMAのトゥラトゥラトゥラトゥラの方はインドリよりも1回りも2回りも大きのです。

最もはっきりと目撃した人物にフランス人森林官アンドロー (Andrault) 氏がいます。

1930年代、アンドロー氏はマダガスカルのアンダシベ・マンタディア国立公園近くで狩りをしていたところ巨大なキツネザル、トゥラトゥラトゥラトゥラを目撃したと主張しています。

わずか7メートルという至近距離での目撃で、インドリのような白と黒のツートン、後肢二本で立ち上がったときの身長は1.2メートル超、インドリと比較しがっしりとした体型、尾はなくインドリよりもより類人猿的な顔立ちだったといいます。

驚いたのはその俊敏性で、巨体にも関わらず身軽に木にしがみついたり後肢二本で身軽に何度もジャンプしたりしたといい、アンドロー氏の接近を恐れそのまま森の中へ姿をくらましました。


その他にも別の人物により、夜間のため詳細には確認できなかったものの身長2メートルもあるキツネザルを目撃した、なんてものもあります。

身長2メートルはどうかと思いますが、怪物的な特徴もなければ非現実的な大きさでもなく、あくまで「大型のキツネザル」といった感じで実在してもおかしくないUMAです。

というわけで候補に挙がるのは当然絶滅種のキツネザル。

絶滅種は大きいものが多いですからね。

まずはアルケオインドリス・フォントイノンティ (Archaeoindris fontoynontii)、知られている史上最大のキツネザルで断片的な骨しか発見されていないものの体重は160キロ以上、最大で240キロと推定されています。

樹上棲であったか地上棲であったかは限られた骨格からは判断が難しいようです。

この巨体で飛び跳ねられたかどうかは分かりませんが紀元前350年前というつい最近までマダガスカルに棲息していたと考えられているのが強みです。

さてお次がメガラダピス (Megaladapis)。

体長は1.5メートル、体重は80キロぐらい、最大で140キロと見積もられています。

先のアルケオインドリスほどの200キロ超なんて見積もる研究者もいます。

樹上棲でキツネザルにしては相対的に四肢が短く俊敏性に欠け、のんびり木にしがみついて葉を食べていたと考えられており、巨大なコアラに例えられコアラキツネザル (koala lemur) の異名を持ちます。

機敏な動きをするというトゥラトゥラトゥラトゥラとは生態的にちょっと一致しないかもしれません。

最後にパレオプロピテクス・インジェンス (Palaeopropithecus ingens) を紹介しておきましょう。

パレオプロピテクスは上記の2主と比較すると決して大きくなく、種によってはインドリと同じか若干小柄なほどです。(但し、パレオプロピテクス・マキシムス (Palaeopropithecus maximus) であれば体長1メートル、体重55キロに達したとも)

しかしトゥラトゥラトゥラトゥラの正体として最も有力視されています。

それはなぜか?

パレオプロピテクスはなんと本当につい最近の17世紀ごろまでマダガスカルの森に生息しておりかつインドリと比べより類人猿的な顔をしていたからです。

ということは細々と生き残っている可能性もあるのでは?







2024年7月28日日曜日

19世紀まで目撃が続いたマダガスカルの巨鳥 ~ ヴォロンパトラ


■マダガスカルの巨鳥 ~ ヴォロンパトラ

今回はヴォロンパトラ (ボロンパトラ, ヴォロムパトラ, Vorompatra)。

マダガスカルで目撃される飛べない巨鳥系のUMAです。

マダガスカルの巨鳥系UMAといえばロック鳥 (Roc) が有名ですが、こちらは飛翔する伝説上の存在であり、明確な目撃記録はなく、実在生物とは考えられていません。

一方のヴォロンパトラは、より「現実寄り」の巨鳥として語られてきました。

― 沼地に現れる巨鳥の伝承 ―


ヴォロンパトラはマダガスカル語で「沼地の鳥(巨鳥)」を意味し、その名の通り湿地帯での目撃が多いとされます。

フランス人入植者がこの話を母国へ持ち帰ったことで広く知られるようになり、特に17~19世紀半ばにかけて目撃が記録されています。

さらに「ヴォロンパトラの卵」とされる巨大な卵の報告もあり、その存在は単なる噂話にとどまらないリアリティを帯びていました。

現在でも、ごく少数ながら目撃情報は続いているといいます。

― 史上最大級の鳥、エピオルニス ―


(エピオルニスの全身骨格)
(original image credit : Wikicommons)

マダガスカルにはかつて巨大な走鳥類(平胸類)、エピオルニス (Aepyornis) が棲息していました。

この事実から、ヴォロンパトラの正体はエピオルニスの生き残りとする説が有力です。

エピオルニスはとにかく重く、「史上最も背の高い鳥」の称号こそ最大身長4メートルのジャイアント・モア (Dinornis maximus) に譲るものの、体重ではそれを大きく上回ります。

モアが最大300キロ程度であるのに対し、エピオルニスは600キロ、最大個体では1トンに達した可能性すら指摘されています。

また体高も大型個体では3メートルに達し、その卵は直径25センチ、高さ40センチ、殻の厚さ4ミリ、重量10キロという規格外の大きさでした。

― 巨大な卵という決定的証拠 ―


(エピオルニスの卵。ダチョウの卵が鶏卵に見えます)
(image credit : Wikicommons)

この巨大な卵の存在こそ、「ヴォロンパトラの卵」とされる記録と強く符合します。

エピオルニス科 (Aepyornithidae) には複数の属が存在し、その中でもヴォロンベ属の最大種ヴォロンベ・ティタン (Vorombe titan) は体重700~800キロと推定されています。

ただしDNA分析の結果、エピオルニス・マクシムス (Aepyornis maximus) と遺伝的差異がほとんど見られず、再分類の可能性も指摘されています。

分類上の揺らぎはあるものの、いずれにしてもこのグループが「巨鳥伝承の実体」であることはほぼ間違いないでしょう。

― 生き残り説の現実性 ―


問題は「現代まで生き残っていたのか」という点です。

エピオルニス科はおそらく現在から1000年ほど前に人類の活動によって絶滅したと考えられており、仮に19世紀まで生存していたとすれば、それ自体が大きな発見となります。

この点について、未確認動物学者ロイ・P・マッカル (Roy P. Mackal) 博士は、より小型の種に注目しました。

― 小型種ムレロルニス説 ―


エピオルニス科の中でも最小級であるムレロルニス属 (Mullerornis) のムレロルニス・モデストゥス (Mullerornis modestus) は、身長1.5メートル、体重90キロ程度と比較的小型です。

マッカル博士は、このサイズであれば人目を避けて生き延びた可能性があるとして、ヴォロンパトラの正体候補に挙げました。

しかしこの説には明確な弱点があります。

体が小さければ卵も小さくなり、ムレロルニスの卵は1キロ未満と推定され、巨大な卵の記録とは一致しません。

つまり「生き残れるサイズ」と「伝承に残る巨鳥像」は、どこかで食い違ってしまうのです。

― 巨鳥は過去か、それとも現在か ―


巨大な体躯。

湿地に潜む気配。

そして、人の記憶にだけ残された「あり得たかもしれない生物」。

ヴォロンパトラは、完全な伝説とも、完全な実在とも言い切れない曖昧な位置に存在しています。

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2024年4月23日火曜日

北米で目撃が頻発する巨大ナマケモノ ~ ゴープ (ゴルプ)


■北米発の巨大ナマケモノ ~ ゴープ (ゴルプ)

先史時代の地上性のナマケモノには巨大なものも少なくなく、UMAとしても頻繁に登場します。

特に南米で巨大ナマケモノ系のUMAは多く登場しますが、これは絶滅した巨大ナマケモノの化石の多くが南米大陸で発見されているからでしょう。

体長6メートルの最大種、メガテリウム (Megatherium) をはじめ、ミロドン (Mylodon) やグロッソテリウム (Glossotherium) 等、南米には多くの巨大な地上性ナマケモノが生息していました。

化石が発掘された地ではその生物が馴染み深くなり、UMAの正体としてその生物の名が挙がり易くなります。

しかし地上性の巨大ナマケモノが棲息していたのは南米だけではありません、特にメガロニクス (Megalonyx) は北米大陸全域に棲息し、体長も3メートルぐらいまで成長しました。

メガロニクス・ジェファーソニ (Megalonyx jeffersonii) 
(image credit : Wikicommons)

メガテリウムがあまりに大き過ぎるためメガロニクスが若干見劣りしますが現生のクマの最大個体ほどある体長のナマケモノで、実際に遭遇しようものなら腰を抜かすでしょう。

さてUMAの話に入りましょう。

今回のUMAはもちろん巨大ナマケモノ系で北米で目撃されるゴープ (or ゴルプ, Gorp) です。

ニューヨーク州に住む15歳の匿名の少年が超常現象研究家のジョン・A・キール (John A. Keel) 氏にゴープとの遭遇体験の手紙を送ったことからこのUMAの歴史はスタートします。(このUMAはシャーマン・ビーストとして知られています)

「3、4年ほど前のことです、わたしの近所にある沼のほとりで真っ白の怪物を目撃しました。

それからというもの、わたしは近所で何度もこの怪物に遭遇しています。

そしてある夜のこと、そいつはついに私の家の庭に現れたのです。

体高は12~18フィート (約3.6~5.4メートル)、6~8フィート (約1.8~2.4メートル) 程の長い尾を持っていました。

全身が毛皮で覆われており、季節に問わず真っ白い毛をしていました。

そいつは単独でいるときもあれば二匹でいるときもありました。

二足歩行も四足歩行もできました。

これは絶滅した巨大ナマケモノの2倍ほどの体長があります。

わたしの家族も全員そいつを目撃していますし、他にも2人ほど目撃した人を知っています。

わたしは現在15歳でくだらない冗談をいう歳ではありません、確かに目撃しましたし彼らは実在します」

大きさはともかくクマじゃないの?と思う人は多いと思いますし、実際その可能性は高いといえますが、ゴープの目撃者はクマではなく巨大なナマケモノに似ていると口をそろえます。

超常現象研究家のロン・ストリックラー (Lon Strickler) 氏に超至近距離での遭遇体験を送った女性もクマではなくナマケモノに似ていたと証言しています。

「2010年ごろのことです、その怪物の体高は6~7フィート (約1.8~2.1メートル) ぐらい。

二つの目があって後肢は後ろ側に湾曲して、四肢には長い爪がついていました。

後肢はとても短かったです。

車のガラスを挟んでわずか数インチ先でその怪物はわたしを覗き込んできました。

わたしが悲鳴を上げるとその怪物は向きを変えゆっくりと四足歩行で去っていきました」
他にも全米各地で巨大ナマケモノの目撃はありますが、やはり一瞬クマと錯覚するものの決してクマではなくナマケモノに似た生き物であるといいます。

タイプ的にビッグフットの亜種ともいえなくもありませんが、目撃者はクマやビッグフットとは決して違うといい、60年以上現代まで目撃が続いている不思議な不思議なUMAです。

UMA探しの旅は終わらない (国内外1000体以上のUMAが待っています)


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